電気メモ

電気設備に関する個人的メモ帳

PASのSOG、P1P2配線を外さずに試験機から補助電源AC110Vを印加してしまった場合

■VT内蔵型PASだった場合

図の通り、PAS内VTを通し、PAS負荷側に対して6600Vが印加される。
仮に、屋内型PASで、電気室内のDSやVCB等を開放していた場合、CVケーブルの長さが非常に短いと予想。
その場合、PAS負荷側の充電電流は非常に小さくなる。
仮に充電電流が5mAだった場合、5mA ✕ 6600V = 33VA
PAS内蔵VTの定格負担は25VAなので、試験機のヒューズが切れず、逆昇圧状態に気がつけない可能性がある。

仮に、PASから電気室までが遠かった場合、もしくはDSやVCBが投入状態であった場合
充電電流は確実に10mA以上はあると思うので、充電電流によりVTが焼損する恐れがある。
その場合、充電電流により試験機の補助電源用ヒューズが切れる可能性がある。
もし5Aのヒューズが切れた場合、充電電流 =(110V/6600V)✕ 5A = 83mA 以上が流れたと予測。

■VTなし(SOG制御電源がMCCBからの別電源)の場合
P1P2⇔MCCB⇔電灯Tr⇔LBSのような構成と推測。
MCCBがOFFだった場合、逆昇圧はせず、SOGの電源は入ると予想。
その場合、P1P2の配線を外していないことに気が付けない可能性がある。
また、電気室側MCCBが電圧印加状態となり、感電の危険性。
さらに、MCCBの誤投入で電灯Trに逆昇圧、R-N-TのR-Nで3300Vの電圧が発生。
電気室内の高圧部分の清掃作業者に高圧感電の危険性。

■VTの焼損判断方法
PAS開放、DS開放状態において、DS1次側に交流電圧を印加する。
SOGのP1P2にテスターを当てて、電圧を調べる。
PAS内蔵VTは、6600V/105V。
印加電圧がAC100Vだった場合、P1P2の出力電圧は、
P1P2の電圧 = 100 ÷ (6600V ÷ 105V) = 1.59Vくらい出ていればOK。
絶縁抵抗測定は、P2ラインがケースに接続されているので、測定できない。