電気メモ

電気設備に関する個人的メモ帳

PASトリップコイルの抵抗値

戸上電機製作所
Va-Vc間抵抗値:150Ω

エナジーサポート
Va-Vc間抵抗値:30Ω

日本高圧電気
Va-Vc間抵抗値:16Ω

※トリップコイルの抵抗値に異常が見られた場合、正常にトリップしない可能性がある。

PASトリップ回路の絶縁抵抗

PASトリップ回路 Va,Vb,Vcと、接地間の絶縁抵抗を500Vメガーで測定する。
もし10MΩ以下であれば、PAS内への水浸入や制御ケーブル損傷の可能性がある。

2004年~2013年製の日本高圧電気のPAS

PASを開放状態から投入状態にできない事象が発生。
湿気がPAS内に入り、サビが発生し、投入ができない。

判別方法
開放をする前に、絶縁抵抗測定をする。

測る場所
Va、Vc
Kt、Lt

P2とVcが共通になっている場合は、Kt、Ltで測る。
2000MΩ以上計測できる機器を使う。
ない場合、1000Vメガーを使用する。

判定基準
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2000MΩ以上
異常なし

500MΩ~2000MΩ
メーカーに連絡する(点検はできる?できない?)

500MΩ未満
点検中止・PAS交換の準備
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参考資料はコチラ[PDF]

SO動作の流れ

  1. 需要家内で過電流事故が発生する。
  2. PAS内のR相、T相に設置されたOCRが動作する。 (OCRは、600A±100Aで動作する)
  3. PAS内OCR、2つのうちどちらかが働くと、PAS内の接点が閉じて、SOG内のVb-Vc間が導通する。
  4. Vb-Vc導通により、PC2(フォトカプラ)に電流が流れ、その信号がCPUに伝達される。
  5. 需要家の過電流事故により、電力側の電線用遮断器(FCB)の遮断による停電が発生する。
  6. PAS負荷側にあるVTへの供給がなくなり、SOGへAC100Vの供給がなくなる。
  7. SOG内のP1P2への電源供給が停止すると、その信号がSOGのCPUに送られる。
  8. Vb-Vcの導通、P1P2の電源停止、この2条件をCPUが受け取ると、RY2がONする。
  9. 常時は、Vcの先にある「トリップコンデンサ」に蓄電がされている。
  10. RY2がONすると、Va-Vc回路が閉路し、トリップコンデンサ-Va-トリップコイル-Vcへと電流が放電し、PAS主回路を開放させる。

SOの疑似動作試験方法

  1. PASを投入状態にする
  2. P1P2に電源を印加する
  3. Vb-Vc間をワニぐちクリップなどで一瞬短絡させる(PAS内OCRの疑似動作)
  4. その1秒以内にP1P2への印加を停止する
  5. Va-Vcに電圧が印加され、トリップコイルでPASが開放される

PASがVT内蔵でない場合

PASにVTが内蔵されていない場合、SOG制御電源⇒受電設備の電灯MCCBから来ている。
停電前、受電設備にあるSOG制御電源用MCCBを探す。そのブレーカーを入切して、SOG電源ランプが入切するかどうかチェック。
復電の際、PAS投入と同時にSOG制御電源もONにしたいので、受電設備DS、VCB、SOGのMCCBはすべて投入状態にする。PAS投入と同時にSOGまで電源が入るようにする。
SOG制御電源が外部にある場合、復電と同時にSOG電源が入らないと、その間は無保護状態となり、構内で地絡や短絡が発生してもPASが開放されず、波及事故に至る可能性がある。

LDG-28A 大垣電機

Va-Vcの間に、主回路連動のマイクロスイッチが取付けられている。
このスイッチは、TC回路保護のために取付けられている。
なので、開閉器を入状態にしないと、トリップ回路の測定ができない。


LTR-L-D 戸上

このタイプも、PAS内部に主軸と連動しているスイッチがトリップ回路の途中にある。
従って、PASは投入状態でトリップコイル抵抗は測定が必要となる。


戸上 LTR

エナジーサポート DGCL

日本高圧電気