でんきメモ

複合電柱(下半分がコンクリ・上半分が金属)

呼び名
・複合電柱(ふくごうでんちゅう)
・ハイブリッド電柱
・複合柱、分割柱、鋼管複合柱、鉄継ぎ(てっつぎ)

下半分がコンクリート。耐久性が高く、地面に埋める部分として最適。
上半分が鋼管。軽量で施工しやすく地震や強風に強い。
全体をコンクリにすると重い。上部だけ軽量素材にしてバランスを取る。

東京電力は複合柱を標準化していく方針。
施工効率上昇・コスト削減のため。
都市部、狭小地、有効建柱車の入れない場所、山岳地域などに有効。

コンクリ柱
12〜14mとか一体モノだと重くて、道路交通法の関係で運搬が厄介

コンクリート電柱

メリット
耐久性が高い(長寿命)
不燃、腐らない、虫に強い
重いので風で倒れにくい
鋼管に比べて材料費は安いらしい

デメリット
重すぎる
長いので運搬も施工も大変
割れる

電柱の接地線

電柱に設置された設備(変圧器や避雷器など)の電気的な安全性を確保するために、地面に電気を逃がすための線。
コンクリート製の電柱は、中央に管が通っており、そこに電線や接地線などを通せる構造になっている。
このように途中で外に出されるのは、点検・保守、または他の設備との接続のための可能性。

柱上トランス

トランスが2つある理由
動力3Φ3W(三相三線式)が必要だから。
1Φ2W(単相2線式)の2台を使用してV結線で動力を作る。
電灯トランスのL1-N-L2三相のうちN相は2つとも絶縁テープで巻かれている。
L1-L2の200Vを2台でV結線で使用する。

V結線トランスの特徴
設備コストが抑えられる
負荷のバランスが崩れるとトランスに偏りが出るため慎重な設計が求められる
三台構成のΔ結線に比べて容量は √3/2(約86.6%)に下がる

木材の電柱

メリット
昔はよく使われていた。
軽量で加工しやすい。
弾性があり風や地震に対してある程度しなって耐える性質。
コストが安く昔はコンクリート柱より安価だった。
環境負荷が低く再生可能資源として注目されることも。

デメリット
劣化しやすく腐食、虫食い、風雨によるダメージ。
耐久性が低く、定期的な点検や交換が必要。
強度がコンクリート柱に劣り特に高圧送電などには不向き。
火災に弱く落雷や外部火災で燃える。

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