でんきメモ

電磁界、電磁波(電波)とは?

電界とは?
電⼒によって⼒が作⽤する空間のこと。
電線などの導体に電圧がかかったり、電流を通しにくい絶縁体が帯電した時、周囲に電界が発⽣。
電界の強さは電圧が⾼いほど強く、発⽣源から離れると弱まる。
例:送電線の鉄塔付近。

電界と電流の違い
電流⇒導体を流れる電気のこと
電界⇒空間を伝わる電気のちから
電流の流れる向きによって磁界は発生する。
同じく電気力線に対しても磁界は発生する。

磁界とは?
磁気によって⼒が作⽤する空間のこと。
磁界は磁⽯の周りや、電流が流れている導体の周りに発⽣する。
磁界の強さは電流が⼤きいほど強く、発⽣源から離れると弱まる。

電磁波(電波)とは?
導体に電流が流れると、そのまわりに磁界が発⽣する。
電流の向きが交互に変わると、磁界の強さが変わる。
それによって新たに電界が発⽣し、その電界によってまた新たに磁界が発⽣する。
電界と磁界が交互に発⽣しながら空間を伝わっていく。
これを「電磁波=電波」と呼ぶ。

電流から電波が発生するイメージ
交流電圧で導線にかかる電圧がゼロになる点で電界が切れて電界と磁界が空間に飛んでいく。
交流電源の±が入れ替わり逆方向に電圧が加わり先程とは逆向きの電界と磁界が発生する。
前に放射された電波は新しく出来た電波によって押し出される。
このようにして電界と磁界が空間に飛んでいく。

電磁界は周波数(波長)によって性質が異なる。
周波数が低い(波⻑が⻑い)順
静電磁界⇒超低周波電磁界⇒中間周波電磁界⇒⾼周波電磁界

名称/周波数/波長
静電磁界/0Hz/無限⼤
超低周波電磁界/0Hz〜300Hz/1000km〜
中間周波電磁界/300Hz〜10MHz/30m〜1000km
⾼周波電磁界/10MHz〜300GHz/1mm〜30m

参考
環境省 身のまわりの電磁界について
電波とは?電波が飛ぶ仕組み・原理を世界一わかりやすく超説明!(無線通信の仕組み)

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