でんきメモ

ダイオードとは?


半導体を用いた基本的な部品。
電気の流れを一方通行にする電子部品で「能動部品」と呼ばれる。
電気の流れを整えたり、電圧を一定にしたり、検波したりできる。

ダイオードの役割・メリット

整流作用
ダイオードは決まった方向の電気しか流さない性質がある。
なので交流電流のうち、順方向の電流のみを取り出すことができる。

検波
検波とは、特定の波長の電波があるかどうかしらべること。
または、高周波交流を直流にかえて音声電流をとり出すこと。
ラジオの電波は、本来の通信に使われる高周波に音声などの低周波を合成して作られる。
ダイオードには、ラジオなどの電波から音声信号を取り出すことができる。

電圧制御
ダイオードに逆方向の電圧が一定値を超えると電流が流れ始める。
その際、流れる電流が増えても電圧は変わらない性質を持っている。
この時の電圧を「降伏電圧」または「ツェナー電圧」と呼ぶ。
このような電圧制御の使い方をするダイオードを「ツェナーダイオード」と呼ぶ。

電流変換
光を電流に変える性質を持っているダイオード。
PN接合部に光が当たると、接合部近くにあるN側の電子が移動する。
光が当たっている間はずっと電気が流れ続けるようになる。
太陽光パネル、赤外線リモコンの受光部など。

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