でんきメモ

フレア加工とは?

配管パイプの中にある銅管の端をラッパ状に広げること。
室内機と室外機をつなぐ配管パイプを正確に接続するために行う。
フレア加工でラッパ状に広げた銅管の口で、もう一方の何も加工していない銅管を包む。
そして上からナットで接続部分を押しつぶすことで、隙間なく接続できる。

このフレア加工に不備があると、配管のつなぎ目に隙間ができる。
そこからエアコンの冷媒ガスが漏れ出てしまう。

フレア加工に必要な工具
チューブカッター(配管パイプをカットする)
リーマー(バリを除去する。金属用のヤスリでもOK)
ナット(ボルトとかみ合わせて配管をつなぐ)
フレアツール(配管のフレア:ラッパ状の広がりをつくる)

面取り

外面取り:怠ると、パッキンを損傷し、冷媒漏れの原因となる。
内面取り:怠ると、配管の差し込み不良、流量が確保できない原因になる。
※配管の面取りは、切粉が配管内部に入らないように注意する。



リーマー。金属の面取りに使用する。
金属の配管に刃を当てて回すと面取りが出来る。

フレアレスジョイント

内側、外側のバリをとり、配管にマーキング。
フレアレスジョイントに配管を挿す。
レンチで締めて完成。


フレア加工不要で、初級者でも素早く施工できる。
マーキングゲージで配管挿入位置、ナット締付け位置をマーキングするため、ミスが起きにくい。
仕上がりも目視で確認できる。
スリーブの爪部が配管に食い込み、抜けにくく、ガス漏れしにくい構造。

冷媒配管継手 クイックパイパー
溶接不要、銅管を差すだけ、技量による仕上がりの差が出ない。
溶接の準備・運搬・搬出の時間がカット、事前の準備も楽になる。
火災の安全対策、書類作成や届けの手間も不要。

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