でんきメモ

保安法人にも色々なタイプがある

・月次点検、年次点検以外はほぼすべて本社が行うタイプ
・基本は各個人が自力で行い、会社は案件紹介、損害保険、計器校正など請け負うタイプ。
・電験三種取得者+未経験を採用して実務経験を積ませる会社もある。
・すでに実務経験を積んで外部委託ができる人間じゃないと採用しない会社もある。

電験三種持ち、未経験で保安法人に就職した場合の給与

どんなに低くても年収300万以上のところがほとんど。それ以下はあまり無い。
地方のビルメン、電気工事、弱電工事、消防設備士などは年収300万円以下はざらにある。
特にビルメンは当直など拘束時間が長い割に給与が低く時給で考えると恐ろしく安い。
ひどいところだと総支給額が月18万、ボーナスなしとかもある。

保安法人の給与について質問してみた結果

リアルな情報が得られました↓

保安法人に就職するメリット

力仕事や高所作業などの危険作業がほとんどない。
試験機などの荷物を運んだり、点検のために屋上に登る程度。

保安法人は拘束時間が短い(会社もある)
ビルメンは宿直があり拘束時間が長く時給計算すると単価が安い。
電工も8:00~17:30縛りがあり、移動を含めると遠方の現場では6:00~19:00拘束になることも。
保安法人は停電時間が14:00~17:00とか決まってて、停電の1時間前集合~終わったら解散だったりするので、現場によってはあっという間に帰れたりする。

保安法人は単価(給与)が高い
電工やビルメンに比べ拘束時間が短いのに給与は高め。
外部委託の資格を持っている人であれば年収450~700万くらい。稼ぐ人はもっと稼ぐ。
電工やビルメンは年収300万円以下がザラにある。

失敗してもサボっても、マイナスになるどころか常に毎月一定の給与が出る。
損害保険、試験機、社有車、社会保険など、何も考えること無く会社がすべて支給してくれる。

いつでも自分の都合で仕事を辞められる。
自分が辞めることさえ伝えれば、会社が仕事を引き継いでくれる。

人から嫌われたり、好かれないようなタイプでも仕事させてもらえる。
独立したら誰からも応援に呼ばれないし、仕事も貰えない可能性もある。

お客様との契約内容の交渉、締結、事務的な手続きなど会社がやってくれる。
保安監督部への申請なども専門の部署がやってくれる。
月次点検、年次点検だけこなしていればお金が貰える。

移動中の自動車事故や作業中の失敗は会社が負担してくれる。
会社員なので国民健康保険ではなく社会保険に加入できる。
点検作業やリレー試験ができる応援者も会社が用意してくれる(従業員)
VCBやPASなど更新する際、電気工事会社も会社が紹介してくれる。

保安法人に就職するデメリット

電気工事などの職人的な技術は身につかない。
点検以外の部分(営業や契約)を会社が請け負っているタイプは独立しにくい。
申請手続き、契約、営業、測定機器、校正、損害保険、応援者探しなど。
仕事量を自分で調整しにくい。年配引退&人手不足で若手は朝も夜も駆り出されがち。

保安法人と電気管理技術者との関係

電気管理技術者の中でも保安法人から報酬を頂いて点検を行っている個人もいる。
保安法人が契約、申請、管理を行い、電気管理技術者が点検を行う。
保安法人は点検費用を電気管理技術者に支払う。
その報酬の割合は保安法人によって様々。

保安法人の社員が独立のためにやっておいた方が良いこと

契約書の作り方や内容を調べる。
保安監督部へ申請する項目を調べる。
測定機器の選定、価格、維持費を計算する。
移動に使用する自動車の値段、ランニングコストを計算する。
お客様の設備に損害を与えた場合に適用される保険を調べる。
電気管理技術者と知り合い、連絡が取れる状態にする。

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