消防設備士の勉強

防火対象物とは?

消防法 第2条第2項
山林または船車、船きょ若しくはふ頭に繋留された船舶、建築物その他の工作物若しくはこれらに属するもの。

簡易説明
不特定多数の人に利用される建造物等のこと。

経緯
デパートのように不特定多数や、工場のように特定多数など、多くの人が出入りしたり、敷地が広大もしくは構造が巨大なものである建築物では、火災が発生した場合、人的・物的に甚大な被害が生じる。
そこで、通常の建造物よりも厳しい防火管理が求められるので、防火管理者の選任など、法的に必要な措置を講じるために防火対象物の制度が設けられた。

消防対象物とは?

山林または船車、船きょ若しくはふ頭に繋留された船舶、建築物その他の工作物または物件。

特定防火対象物とは?

病院やデパートなど、不特定多数の者が出入りする防火対象物のこと。
学校や共同住宅は、特定された多数の者が出入りするので、当てはまらない。

特定防火対象物の例
・病院
・診療所
・デパート
・物品販売店舗
・料理店 飲食店
・蒸気浴場
・熱気浴場
・キャバレー
・ナイトクラブ
・ダンスホール
幼稚園

非特定防火対象物

・工場
・倉庫
・車庫
・事務所
・作業場
・図書館
・美術館
・博物館
・学校
・テレビスタジオ
・映画スタジオ

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