でんきメモ

「優秀な若手社員が辞める」退職率を下げる方法

社員Aさん
・60歳以上で高齢
・リレー試験や耐圧試験ができない(覚える気もない)
・パソコン作業やスケジュール調整も苦手
・個人事業で独立する気力もない

社員Bさん
・20歳~40歳くらいの若手
・リレー試験や耐圧試験ができる
・パソコン作業やスケジュール調整が得意
・独立する資金もあるし今後の可能性として少し考えている

会社はAさんやBさんに大量に案件を持たせる。
Aさんができないリレー試験はBさんにやらせる。
その他、パソコン作業や事務作業をBさんにやらせる。
AさんとBさんに給与に差がない。
会社は高齢のAさんには遠慮して何も言わない。
会社は若手のBさんに対しては上から目線であれこれ命令してくる。
Bさんは徐々に会社に対して不満をためて、会社を辞めて独立する準備に入る。

会社ができる対策とは?
・社員に無駄な仕事を与えない
・今ある仕事の中で削れる事務作業はとにかく削る
・試験機、車両、人員調整など、本社の事務方で吸収できる仕事は引き受ける

優秀な保安業務担当者に与えるべきメリット
・独立するよりこの会社にいたほうが楽だし儲かりそうだな
・新しいことにも挑戦できそうだし勉強になりそうだな
・わずらわしい事務作業も全部やってくれるし助かるな
・上司や役員連中も口うるさいこと言ってこないから楽だな
・めんどくさい集まり、会議、飲み会がなくて助かるな

社員にこのように思わせることができたら勝ちだと思う。
こう思った社員は管理技術者として独立するメリットや気持ちが限りなく少なくなる。
それでも辞める人は辞める(独立心、興味など)

会社がやりそうな対策

パターン1
・「辞めるやつは裏切り者だ!」と辞めた人間を罵倒
・「辞めたらどうなるかわかってるな?」という脅し
・「一筆かけ!」と辞めさせないように誓約書などを書かせる

パターン2
・考え直してくれないか?と粘る
・上司が退職届を受け取らない
・社長まで話がいかず部長や課長で止める

パターン3
①与えるお金を増やす
②無駄な仕事を与えない
③早く帰らせ、時間(休暇)を増やす
④余計なこと言わない(罵倒や嫌味)
⑤余計な会議や飲み会をしない

パターン3が出来ている会社の離職率はたぶん低いと思う。
特に②③④が出来れば従業員の労働に対する快適度が上がる。

会社を辞めて欲しい人に対して会社がよくやる対策

①人事評価制度を導入して評価を下げる
②基本給、特別給に差をつける
③重要な仕事を与えない(誰でもできる、簡単、手間だけがかかる系の仕事だけ)
④役職で差をつける(役職をつけず、後輩に先に役職をつける)
⑤目線、口調、表情を使い、相手を見下した気持ちで接する(感情は表情に現れ相手に伝わる)

感想
会社から従業員に対しての評価というのは公平である必要はない。
従業員から会社に対しては公平を求めるが、不満があるなら辞めれば良いだけ。
会社は、どのようなチームづくりをしたいのか、という目標に従って評価を下せば良い。
チームに不要、辞めて欲しいと思った人物は容赦なく差をつける、飛ばす、など。

例えば職人の一人親方だったら「明日から来なくていいよ」と言われることだってある。
それに比べて会社員は、会社から無能だと思われてもクビにされにくいし給与も貰える。

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