電気工事士メモ

ホルソー


ホルソー(ホールソー)
英語で「Hole saw」
ホール(穴)をあけるためのソー(ノコギリ)
電動ドリルにとりつけて使用する。

木工用ホールソー
木工用は、ひとつひとつの刃が小さく、刃数が多い。
木工用ホールソーで「塩ビパイプ」なども穴あけができる。

金属用ホールソー
刃が薄いバイメタルホールソー、刃が厚い超硬ホールソー、2種類ある。

バイメタルホールソー
・刃が薄く、精度の高い切削ができる

超硬ホールソー
・刃に厚みがある
・刃が非常に硬い

ホルソー使用上の注意

厚板穴あけ、連続穴あけ作業の場合には、低めの回転数で行う。
超硬チップの過熱に注意して切削液等を使用して冷却を行う。
ドリルの回転速度が速すぎると、ホールソーの刃が空転し刃の摩耗が早まる。
空けられる穴の深さに制限があるので、必ず確認し、スペックを超えた切削はしない。
使用中は切削油を塗って、使用後は防錆効果のあるスプレーなどを吹きつけておく。
穴あけ作業中または直後は金属が非常に熱くなっているので、素手で触らない。

ホルソーの刃がボロボロになる理由
穴を空ける対象がSUS(ステンレス)の場合、要注意。
低速回転で、かつ切削油を使用しながらステンレスに穴あけをする。
油を使わず、かつ高速回転だと、刃がステンとの高速摩擦で熱をもち、刃が変形する。

切削油って、クレ556でも良い?
⇒メーカーQA:軽負荷(ハンドドリル程度)の場合であれば使用できますが、金属の切削には専用の潤滑油のご使用をおすすめします。

ホルソーの刃がボロボロになった例(Twitter)

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