でんきメモ

LIG-2(光商工)

LIG-2:Igr・I0r 切替形絶縁状態監視装置
LNV-1B:絶縁監視電圧装置

負荷設備の稼働で強いノイズが発生するとIgr方式の重畳信号や検出信号に影響を与える。
正常に絶縁監視を行えなくなる場合がある。

Igr方式からI0r方式へ切替えると絶縁監視の空白状態をなくすことができる。

検出方式の切替え方法
・動作時間切替えスイッチをIgr方式側からI0r方式側へ。
・その後、復帰スイッチを押す。


※つまみ切替後は必ず復帰スイッチを押す。

「表示切替」スイッチ
Igr、I0r、I0の現在値、最大値を表示できる。
Igr方式 切替時[AUTO]→[Igr]→[IgrMAX]→[I0]→[I0MAX]
I0r方式 切替時[AUTO]→[I0r]→[I0rMAX]→[I0]→[I0MAX]

「試験」スイッチ
絶縁、漏電機能の動作確認を行う。
動作表示灯が点灯されるまで押し続ける。
異常の場合はエラー番号を表示する。


「試験トリップ」有/無
無⇒試験スイッチを押しても警報接点は動作しない。

LIG-2 裏面端子



P1-P2:制御電源(AC100V)
a1-c12:異常警報接点
a2-c12:絶縁警報接点
a3-c3:漏電警報接点
Z1-Z2:ZCTのk-l
S1-S2:ZCTのkt-lt

LIG-2は微少なIgr電流検出を行う。
ZCT一次側に一定の大きさの信号を常時印加している。
ZCT二次出力をIgr値の補正のための比較値として使用している。
S1-S2端子はその補正信号を常時ZCTに出力する端子である。
補正信号は、位相補正にも使用されている。
なので極性を間違えると正常に動作しない。
配線の極性:S1→kt、S2→lt

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