でんきメモ

サーキットプロテクタ CP

回路の過負荷保護、短絡保護ができる。
定格電流:0.1A~30Aなど、小さい電流から大きな電流まで遮断可能な製品が用意されている。
MCCBでは保護できないような低容量の制御回路、電子回路などによく利用されている。

動作原理

一般に普及しているもの:サーマルタイプのサーキットプロテクタ。
バイメタルなどの金属が採用され、温度上昇と熱膨張係数の違いで反る性質を利用。
ある一定の以上の温度に達した場合、回路が遮断されるような仕組み。

メリット

ヒューズと違って溶断しないので何度でも繰り返し使える。
端子カバーがワンタッチで開閉可能なので盤出荷・立合い検査時の端子部確認が容易。

装置や制御盤等の各種制御回路の省スペース化が図れる。
補助接点を利用して、サーキットプロテクタのON・OFFを電気的に取出し可能。
動作特性として、瞬時形(I)中速形(M)低速形(S)高速形(F)が用意されている。

デメリット

ヒューズと比べて過電流に対する溶断時間が長い?
熱によるヒューズ溶断と比べてバイメタルを原理としたCPによる断路は安全性が低い?

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