電気工事士メモ

ポンプの仕組み

最も多く使用されているのは渦巻ポンプ。
ポンプの内部で羽根車を回転、遠心力を利用、水の吸い込み、吐き出しを同時に行う。

吸水管は水に浸かっており、その水は大気圧で押されている。
ポンプの中心部分は大気圧よりも低い「真空状態」になっている。
水は圧力の低いポンプの中心部分へと動いていく。

給水の制御とは?

ビルや集合住宅は、いったん受水槽で給水を受けた後、屋上に設置した「高架水槽」へ水を送り、各階に配給する方式をとっている。
高架水槽は、水の消費により水槽内の水位が下がると、ポンプを回して受水槽から水を補給する。
また、ある水位まで水が貯まるとポンプを停止する。
高架水槽では、上限と下限の間に水位を保つよう、水位の制御を行う。

レベル機器とは?

電気的に液位を検出する検出器を「電極式レベルスイッチ」と呼ぶ。
ビル、集合住宅の上下水道、工場、浄水場など、液面制御のために幅広く使用されている。
電極に液体が接触すると、液体を通して閉回路(電気が流れる道)ができる。
そこに電流が流れ、水位のレベルを検知する。
液体の電極間抵抗を直接検出して、設定した抵抗値より大きいか小さいかで液面の有無を判断する。

ポンプ制御盤 仕組み


ポンプ制御盤 操作パネル

43:制御回路切換スイッチ(手動・自動・切)

ポンプ制御盤 単線結線図


ポンプ制御盤 シーケンス図


制御装置 外観

61F-GP
フロートなしスイッチ(コンパクト・プラグインタイプ)
61F-GN(自動給・排水)

61F-GN 回路図


61F(フロートなしスイッチ)
動作状態がひとめでわかるLED動作表示
内部リレーの信頼性向上(微小負荷DC5V 1mA)によりPLC入力が可能
電極側端子とその他の配線端子が分離されており配線作業が容易

61F 使用上の注意
大きな振動、衝撃がかからないように。チャタリング誤動作などの原因となる。
動作時に衝撃が発生する大容量コンタクタとならべて使用しない。
絶縁抵抗を測定する際、電極端子相互間のメガテストは絶対にしない。
コンタクタ開閉を制御する場合、必ず自己保持電極(E2)を使用する。
E1だけで制御すると、液面の波立ちによってコンタクタがバタツキ、接点が焼損する。

制御装置 配線図(給水の自動運転)

コモン電極(一番長い電極)を確実にアースする。
200V/24Vに降圧し制御回路電源に使用する。
200V/8Vに降圧し水面導通確認用電源に使用する。

■動きの流れ
水槽の水面が上限に達するとE1とE3が導通し①⑦間に電圧が印加
水槽の水面が上限に達するとE2とE3が開放し①⑧間の電圧が無電圧に
上記の動きをトリガーに制御装置内C接点が動作する
C接点の動作に合わせてモーター用のコンタクタ内にあるコイルが励磁
コンタクタの開閉が行われる

電極棒と電極保持器

電極保持器は、水槽内の環境・水槽設置環境に応じて選定する。
電極棒は、水槽内の環境・制御範囲に応じて選定する。

漏液検出器と漏水検知帯


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