マルチリレー「MP11A」
⇒MP11A 取扱説明書メリット
・省スペース化
・保護機能、メータなどの計測、遮断器の制御などを1台に集約
・設計、施工などの工数を減らせる
機種記号(機種により保護機能が異なる)
・AR
・AF
・BR
・BF
・CB
・FR
・FF
裏面の端子配置

VT2次側(R相・接地相・T相)⇒MP11A(P1-P2-P3)
CT2次側 R相k⇒C1+
CT2次側 T相k⇒C3+
CT2次側 接地相⇒C1,C3
ZCT k⇒Z1+
ZCT l⇒Z2
MP11A のZ2端子とY2端子は内部で短絡されている。
ZPDのY2端子側で接地するのでZCTの二次側のZ2端子は接地しない。
ZPD/EVT(V0)⇒Y1(a),Y2+(f) ※Y2が接地側
(EVTの時はG-T1にて7Vに降圧)
G-T1:EVT変換拡張ユニット
Y1-Y2、a-f配線⇒ツイストシールド線のシールドは接地する。
A0 入力がない場合はZ1,Z2 間を短絡する。
V0 入力がない場合はY1,Y2 間を短絡する。
整定値の確認と変更(設定確認モード)
■確認方法通常モード状態で[SET]を2秒押すと設定確認モードへ
設定確認モード状態で▲▼ボタンで項目切り替え
設定確認モード状態で[SET]を2秒押すと通常モードへ戻る
■変更方法
通常モード状態で[SET]を2秒押すと設定確認モードへ
設定確認モード状態で▲▼ボタンで項目切り替え
変更したい項目で< >ボタンで整定値を変更
[SET]を2秒押すと確定され通常モードに戻る
試験方法
制御電源・DC75~260V
・AC85~250V
TRIP接点
TRIP接点番号はMP11Aの側部にある3A3と3B3。
TRIP接点の出力部はコネクタ方式となっている。
設定変更モードでLOCK、UNLOCKが選択可能。
LOCK:TRIP接点が動作しない。
UNLOCK:TRIP接点が動作する。
50(OCR 瞬時要素)
動作電流整定:100%=5Aとして整定
200%[10A]~1600%[80A]の間で整定可能
例
瞬時40Aの時、800%と表示されている。
瞬時要素の試験をする際、40A⇒10A[200%]に変更して試験を行う。
瞬時要素の試験を終了したら、10A⇒40A[800%]に戻す。

51(OCR 限時要素)
動作電流整定:100%=5Aとして整定
20%[1A]~240%[12A]で整定可能
(例:限時電流タップを4Aにしたい場合⇒80%)