ニュートラルスイッチの外観
ニュートラルスイッチの目的と役割
- 単相100v回路の、1Pブレーカを非接地側(黒線)に、接地側(中性相:白線)を断路端子(ニュートラルスイッチ)を接続する。
- 分電盤を省スペース化することができ、かつ、ブレーカーにかかる費用を節約できる。
ニュートラルスイッチのデメリット
- 古い分電盤についていることが多く、レバーが折れてしまったり焼けたりする事例が多い。
- 1Pブレーカーとニュートラルスイッチの対応関係が、見分けがつきにくい。
- 断路器なので、負荷に電力が供給されている活線状態でニュートラルスイッチから切ると危険。
- 1Pブレーカー側から最初に遮断する。
絶縁抵抗測定の方法
1P1E型分電盤が1Pのブレーカーと1Eのニュートラルスイッチの構成
条件
・L1が絶縁不良
・①②のNスイッチは入
①⇒L1⇒地絡
②⇒L2⇒②N⇒①N⇒地絡
①と②どちらの回路も絶縁不良判定となってしまう。
なのでNスイッチはすべて開放して測定する。
片切ブレーカー&ニュートラルスイッチの盤から2Pブレーカーへの交換
1Pブレーカー番号とニュートラルスイッチの番号は信用してはならない。図面がないから、番号が書いてあるから、それを理由に調べもせず配線してはならない。
ニュートラルスイッチを1つずつ切って、どの負荷が切れたか確認することで調べることが出来る。
白線を間違って違う2Pブレーカーに接続(テレコ)にしてしまった場合
2Pブレーカーの1つを開放すると、2つの負荷への供給が遮断される。
ニュートラルスイッチと片切・両切スイッチの違い
- ニュートラルスイッチは断路器なので負荷運転状態で遮断すると危険
- 片切スイッチ・両切スイッチは開閉器なので負荷運転状態でも遮断できる