VCSとは?VMCとは?
VCS:高圧真空コンタクタVMC:高圧真空コンビネーションユニット
VCSとVMC 外観の違い
左がVCS、右がVMC右のVMCにはヒューズがついている


VCSの外観特徴
真空バルブが特徴的
VCS 高圧真空コンタクタ
VCSとは、英語でVacuum circuit switch頻繁な開閉を行う高圧機器の開閉器として使用される
負荷開閉回数の耐久性が非常に高い(約100,000回~250,000回の開閉に耐えられる)
進相コンデンサの投入・遮断など、限られた負荷に対する多頻度開閉に使用する
自動力率調整装置「APFC」の信号を受けて自動制御を行う。
VCS(PFヒューズなし)の場合、VCSの上流にLBSの設置が必要。
VMC 高圧真空コンビネーションユニット
VMCとは、英語でVacuum electromagnetic ContactorVCSに、高圧限流ヒューズを組み合わせ、回路の短絡保護を可能にしたもの。
固定形と引出形があり、引出型は本体を高圧系統から切り離し可能、VMC一次側の断路器(LBS)が省略可能。
引き出し型・固定型などの書き方

VCSとVMCの違い
VCSは、遮断電流が小さいため、短絡(ショート)電流の遮断は出来ない。VMCは、VCSに高圧限流ヒューズを組み合わせ、回路の短絡保護まで出来るようにしたもの。
常時励磁式
投入コイルが励磁されている間だけ、投入状態を維持する。常に動作信号を与えて動作させなければ、その状態をキープできない。
投入コイルの励磁が解けると、開放状態になる。
多頻度開閉を行う系統に適する。
ラッチ式
動作信号を与えて動作させると、動作信号を切ってもその状態をキープできる。励磁して投入した後は、機械的に投入状態を保持する。
励磁が解かれても閉回路を維持する方式。
電路の開放には引外しコイル励磁で開放するため、多頻度開閉には適さない。
製品例⇒三菱 VZ-Eシリーズ
VMC 配線図

