でんきメモ

タイトランス 連絡用変圧器

Tie Transformer
タイトランスの「タイ」は英語の「Tie」で「繋がり」を意味する。
低圧と低圧、高圧と高圧のように、同じ種別の電圧間に設置する変圧器。
系統の連絡、電圧の変成、接地系の変更などに用いる。

タイトランスの歴史

昭和30年代の初期まで、電力会社の高圧配電網は3kVだった。
なので、昔の高圧需要家は構内に3KV変圧器を複数抱えていた。
これを、15年計画で逐次6kVに昇圧することになった。
その際、高圧需要家は構内にタイトランスを設置し、6kV⇒3kVに降圧し、構内変圧器に配電を行った。
現在では、タイトランスの用途は、6kV受電で3kVモーターを運転する場合に限られてる。

3.3kV回路がある受電設備の特徴(ネット調べ)

・工場
・発電所構内
・電車の架線
・某地下鉄
・3.3kVの高圧モーターを複数台使用するような大型プラント
・鋳造(ちゅうぞう)工場のコンプレッサー、集塵機、砂の混練機
・大型ポンプや空気圧縮機
・ターボ冷凍機
・特高の構内で22000Vから3300Vに変圧して各フィーダー送りに使用
・鉱山の破砕設備(クラッシャー)

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