でんきメモ

Auto.Vシリーズ(富士電機)

Auto.V 取扱説明書
標準形VCBにOCRとCTを組み合わせたタイプ。
CTとOCR内蔵で、主回路を接続するだけですぐに使用可能。
従来のようなCTやOCRの据付、配線接続が不要となる。
H6形の場合、制御電源不要。
注油作業の軽減でメンテナンス工数を省力化。

特徴・注意点

VCB2次側のR相とT相部分に小型の貫通型CTが固定されている。
OCR試験を行う時は「一次電流整定値」を「テスト」にセットする。
テスト以外で試験を行うと焼損する可能性がある。
試験する際の電流入力は正面の端子から、接点はVCB主接点または補助開閉器a接点間に接続。
CTの二次電流は5Aでなく0.1Aであることに注意する。

メリット

CT取り付けが不要となり充電露出部が減るので事故の確率が減る。
CTやOCRが不要となり配線の接続ミスが無くなる。
取り付ける品が減るのでスペースが広くなる。
新品に交換する際はOCR、CT、VCBを1回ですべて交換できるので管理が楽になる。
CTの過電流耐量不足による破損や過電流定数不足など、選定ミスによる動作不良や事故の心配がない。

デメリット

CT、OCR、VCB、どれか1つに異常があった際、全て交換となるので費用がかかる。
点検中に人的ミスでOCRを壊してしまった場合、全とっかえ?OCRだけ交換可能?

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