でんきメモ

ダブルスロー DT 外観


ダブルスローの配置


ダブルスローとは?

ダブルスロー = DT(Double Throw)
双投形 電源切替開閉器
DTMC(Double Throw Magnetic Contactor)とも呼ばれる。
2つの電源を切り替えるための装置。

動作例
・商用電源⇒停電⇒非常用発電機電源に切り替え
・非常用発電機電源⇒復電⇒商用電源に切り替え

無瞬断の切替ではなく、瞬断を伴うので、無瞬断で切り替えたい場合には、下部にUPSが必要。

ダブルスロー 発電負荷⇒商用負荷 切替時に瞬時停電

非常用発電機から電力が供給されているエレベーター等で、商用電源の復電により、ダブルスローが発電負荷⇒商用負荷に切り替わるとき、一瞬停電が起こる。

その場合、非常系で動いていたエレベーターは一旦停止し、その後、再び商用電源からの電力供給で動作をする。

ダブルスロー 回路図

27の方が商用電源、84の方が非常用発電機電源。
商用電源が生きてると、27に電圧が印加され、27のa接点が閉じ、右隣のb接点が開く。
その結果、A1-A2に電圧が印加され、B1-B2には印加されない。

商用電源が切れると、27に電圧がなくなり、27のa接点が開き、右隣のb接点が閉じる。
その結果、B1-B2に電圧が印加され、A1-A2には印加されない。

ダブルスロー 内部回路図

制御開閉器を使用することで、A1-A2、B1-B2、両方から同時に電圧印加されることを防いでいる。

ダブルスローの切替時間

「商用」から「発電」に切り替わる時間は約10~20秒
「発電」から「商用」に切り替わる時間は約1~2秒

商用から発電に切り替えるには、
商用停電確認⇒発電機始動⇒電圧確立という一連の流れがあり、時間を要する。
発電から商用への切り替えは、商用側の電圧が確認できればすぐに切り替えることができる。

ダブルスローの配置と意味

DTが非常用発電機の中にあるタイプ


DTがキュービクル内・配電盤内にあるタイプ


例えば電気室が地下、非常用発電機が10階建てビルの屋上にある場合。 ダブルスローが非常用発電機の中にあると、電気室から屋上まで、低圧用CVケーブルを引っ張らなければならない。
すると低圧CVケーブルが長くなり、費用が高くなり、施工が難しく、電圧降下も検討の必要がある。
なので電気室内にダブルスローを設置すれば、電気室から発電機までの低圧ケーブルを節約できる。

また、非常用発電機から供給する負荷の盤が、非常用発電機から距離が近くにある場合。
例えば非常用発電機が屋上にあり、そこから供給される盤も屋上にあるような場合。
この場合にはダブルスローは非常用発電機内にあった方が良い。


模擬負荷試験とダブルスロー

発電機内にダブルスローがある場合
非常用発電機の模擬負荷試験をやる時に負荷試験機を接続するのが困難

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