でんきメモ

非常用発電機と受電設備の結線図


非常用自家発電設備の種類

防災用専用機
停電時の電源として、法令(消防法、建築基準法)に基づく防災負荷(消防用設備、建築設備)のみを対象に設置されたもの。

保安用専用機
停電時の電源として、設置者が自主的に設けた保安負荷のみを対象に設置されたもの。

防災用・保安用共用機
停電時の電源として、防災負荷とそれ以外の設置者が自主的に設けた保安負荷(一般照明、医療機器、コンピュータ等のバックアップ用)の両方を対象に設置されたもの。

防災用負荷の運転が優先され、そのための燃料を確保することが優先される。
そのため火災時には保安負荷を火災検知+マグネットで回路を切り離し、防災負荷のみに長時間供給されるように設計する場合がある。

概略図


タイムスケジュール

非常用発電機の種類(起動時間別)

普通形(U形)
消防用設備等に附置する非常電源及び防災設備に附置する予備電源として認証基準に適合するもの。
商用電源が停電した後、自動始動し、自動的に電圧が確立して、40秒以内に負荷に電力を供給できるもの。
定格出力で連続1時間運転できるもの。

即時普通形(X形)
消防用設備等に附置する非常電源及び防災設備に附置する予備電源として認証基準に適合するもの。
商用電源が停電した後、自動始動し、自動的に電圧が確立して、10秒以内に負荷に電力を供給できるもの。
定格出力で連続1時間運転できるもの。

長時間形(W形)
普通形(U形)で、かつ定格出力で連続して1時間を超えて長時間運転できるもの。

即時長時間形(Y形)
即時普通形(X形)で、かつ定格出力で連続して1時間を超えて長時間運転できるもの。

設置基準(設置場所や施工上の注意)

自家発電設備は、運転中の騒音、振動、排気、引火の危険性がある燃料を使用することなどから、その設置場所について、施工規則第12条において定めがある(一部抜粋)

非常用発電機の単線結線図


買電=商用電源
一般的に、買電の上流にはMCCBがあり、屋外型キュービクルの動力盤に設置されている。
そのブレーカーは、他の一般負荷と区別するため、赤枠や赤い箱状のものに囲まれている。

83Rと83Gは接触器
商用受電時 ⇒ 83Rは閉、83Gは開
商用停電時 AND 発電機起動後の電圧確立 ⇒ 83Rは閉、83Gは開

G回路とは?
災害や事故による停電で電力会社から商用電源が供給不可となった場合、非常用発電機から電源を供給する回路。

緊急性が高く、停電すると困る負荷とは?
避難用誘導照明、非常用照明、消火設備ポンプ、防犯設備、非常用エレベーターなど。
(接続される機器の容量に制限あり)


非常用発電機から負荷へ送り出す間には、様々な継電器が電力を監視している。
51G(過電流)27G(不足電圧)59G(過電圧)95G(周波数)

計器
交流電流計、交流電圧計、周波数計、電力計、力率計、直流電圧計、直流電流計

ラジエーターとは?

エンジンが高温になるのを防ぐパーツのこと。中には冷却水が入っている。
冷却水の量を確認、必要に応じて補充など、定期的なメンテナンスが必要となる。

よくある故障として「ラジエーター本体から水漏れ」がある。
ラジエーター内部の腐食が進行し水圧の掛かる弱い箇所から水漏れが発生する。
古い機種でラジエーター本体が生産終了している場合、修理不可能?

運転時、水圧で漏れがひどく、待機中も該当箇所から冷却水は少しづつ漏れていく。
冷却水の水量が足りない、または補充しても水漏れしている場合、災害時に始動しても、水温異常による緊急停止が起こる。
または、センサーや制御が故障していた場合、最悪はオーバーヒートを招く。

非常用発電機の制御盤面

制御盤面

AVR 自動電圧調整器 回路図

非常用発電機の図記号、番号、用語

12:過速度スイッチ又は継電器
13:同期速度継電器
14:低速度スイッチ又は継電器
23WH:冷却水ヒータ 23W:冷却水温度スイッチ 27R:電圧継電器(停電検出)
84G:電圧継電器(発電検出)
59:交流過電圧継電器
90:自動電圧調整継電器(AVR)
83R/83G:電源切替器

ACEX:交流励磁機
GVT:接地形計器用変圧器
DVS:直流電圧計切替スイッチ

プライミング
・内燃機関で、燃料管内の空気を排出すること。
・ポンプ起動の際、吸水管内に水を充満すること。
・ボイラーで、蒸発が盛んになり、水面から気泡とともに水滴も飛び出す現象。

非常用発電機のフローチャート例

非常用発電機の起動試験 手順

非常用発電機の停止試験 手順

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