高圧絶縁抵抗測定方法の誤りによる波及事故
DC1000Vメガーで高圧回路の絶縁抵抗を測定⇒10MΩで問題なし
ハイボルトメガ(DC6000V)で再測定
⇒VCTにて絶縁不良 0Ω を確認
考察
高圧充電部の絶縁不良はハイボルトメガーでなければ正確な調査ができない。
特にGR動作でPAS開放した後の調査は必ずハイボルトメガーにて実施すること。
GRでPAS動作⇒1000Vメガで測定し異常なしと判断⇒PAS再投入でGR動作で波及事故が過去に何度も相次いでいる。
点検の例
年次点検において停電後、高圧絶縁測定を行った。
DC1000Vメガーで測定したところ、絶縁抵抗は8MΩであった。
ハイビット絶縁抵抗計(DC6000V)で測定したところ、1MΩであった。
さてこの場合、どのように対処すべきか?
考察
高圧回路の絶縁測定はDC1000VではなくDC6000V等のハイボルトメガーで測定すべき。
高圧絶縁抵抗測定で不良判定が出た場合、その後はどのように対処すべきか考える。
対応例
・管轄の電力会社に連絡し、状況を報告した上で、その後の対応を相談。