でんきメモ

電気設備技術基準【電圧の種別等】

第2条 電圧は、次の区分により低圧、高圧及び特別高圧の3種とする。
一 低圧:直流にあっては750V以下、交流にあっては600V以下のもの
二 高圧:直流にあっては750Vを、交流にあっては600Vを超え、7000V以下のもの
三 特別高圧:7000Vを超えるもの

絶縁抵抗測定の印加電圧


高圧電路の絶縁抵抗測定

高圧回路の絶縁抵抗測定は「絶縁耐力試験」をもって絶縁性能を証明する。
なので絶縁抵抗計では基準となる明確な数値がないらしい。
1000V・5000V、どちらのメガーで測定しても問題ないらしいが、5000の方がより厳密。
6.6kV回路を1000Vメガーで測定した場合のデメリット・事故例

高圧の電路及び機器の絶縁抵抗測定は、1000V以上の絶縁抵抗計(メガー)を使用する。
目安としては、6kV回路では6MΩ以上を確保するようにする。
6[kV] ÷ 6[MΩ] = 1[mA]

【某社の判定基準例】
・高圧母線、機器一般:6MΩ以上
・変圧器:30MΩ以上
・開閉器、遮断器、高圧コンデンサ:100MΩ以上

※測定対象物により判定基準が異なる。

高圧CVケーブルシースの絶縁抵抗測定

高圧CVケーブルシースの呼び名
・CVケーブルシース
・金属遮へい層
・銅テープ遮へい
・ケーブルのシールドアース

DC500V~1000Vで測定
1MΩ以上・・良
1MΩ未満・・不良
(1000V ÷ 1mA = 1MΩ)

高圧絶縁測定の等価回路


左の図は、通常(アース接地)測定方式。
ケーブル単体の絶縁抵抗だけでなく、シース外装部、接続された高圧機器の絶縁抵抗も合わせて計測する。

右の図は、G端子(ガード)接地測定方式。

G端子接地法の配線図



G(ガード)接地法を行う理由

PASやVCTなど高圧機器を接続したまま、ケーブル単体の絶縁層の絶縁抵抗を測定したい場合。
高圧引き込みケーブルは、VCTやVCBなどの各機器よりも絶縁が保たれている必要がある。
高圧ケーブルの芯線と金属遮蔽層の間にある絶縁体(架橋ポリエチレン)の絶縁抵抗が測定できる。
高圧CVTケーブルの構造

G(ガード)接地法の測定方法

ケーブルシールドアースと接地線を切り離す
L⇒高圧充電部
G⇒接地線
E⇒ケーブルシールドアース

G端子接地法の注意事項

G(ガード)接地法の測定は、金属遮へい層と接地間のシース絶縁抵抗Rsが1MΩ以上の場合に有効。
シース抵抗Rsが1MΩに満たない場合、G接地法の測定条件を満たさない。
シース(外皮)層が腐食や損傷している可能性があるので、目視による点検が必要。
シース層が貫通していると絶縁層の水トリー現象の原因になり急激に絶縁劣化が進み、波及事故の原因となる。
ガード端子を確実に接地する。接地が確実でないとシールドの電位が不安定で高電圧がかかりシースの絶縁破壊を起こす可能性。

高電圧絶縁抵抗計の放電機能

試験スイッチOFFで負荷放電回路が動作し負荷に充電された電荷を放電
放電抵抗:5MΩ
放電時間:60秒以上動作(放電回路が機能する時間は固定)
放電の状態は指示計により確認可能。

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