でんきメモ

LBS交換時の注意

竣工や交換工事では、開閉動作を試すこと。
LBSは新品で箱に入っている時、運搬時に振動で故障しないため、固定ピンやインシュロック等でLBSが動かないように固定されている可能性がある。

運用時にはピン固定やインシュロックを解除して開閉出来る状態にする。
断路器操作用フック棒で開閉動作を行う。
LBSヒューズの下にあるストライカ引き外し機構の動作確認を行う。

■実際にあった例
LBSがピンやインシュロックで固定されたまま運用
停電点検時もLBSを開放せずに点検
PF溶断で負荷が停電or異常が発生した際に初めて気がついた

危険性
通常はヒューズが切れてストライカでLBSが開放動作される。
それがピンやインシュロックで固定されて開放されない。
するとヒューズが切れてない相だけに電圧が印加される。
欠相状態での運用となり危険。

受電状態でのLBS開閉の注意

古いLBSはストライカのロック部分が固着している可能性。
開放、投入で動きがゆっくりだとアークで刃が痛む可能性。
また開閉回数は200回となっており、開閉回数にも限界がある。

耐用年数を過ぎた製品で設置者が一向に更新しない場合
LBS、PCに関しては、開閉しない方が良いかもしれない。

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