DGR-1000KDと5000KDの比較
■値段の違い5000KD:448,000円(税別)
1000KD:247,500円(税別)
5000KDが1つで1000KDを2つ買えてしまう程の価格差。
試験可能項目の違い
5000KD・DGR
・GR
・OVGR
・OVR
・UVR
・RPR
・UPR
・DSR
1000KD
・DGR
・GR
・OVGR
1000KDでは出来ないもの
OVR、UVR、RPR、UPR、DSR
補助電源
5000KD:AC100V/DC24,48,110V 切替可能。1000KD:AC100V出力しか無い。
※「スイッチング電源 DC24V(約1500円)」などを買えば代用可能。
電流出力
5000KDレンジ:30 / 300mA / 1 / 3 / 5A
分解能:0.01 / 0.1mA / 0.001 / 0.001 / 0.001A
1000KD
レンジ:1/2.5A
分解能:0.001/0.01A
1000KDでは微小な電流(10mA~100mA)を扱えない。
なので微小な電流を扱うRPR試験、DSR試験、UPR試験が行えない。
※omron RPR整定値が0.25%の時、0.0103A=10.3mA±5%だから、0.01mAの精度が必要。
■1000KDでRPRの試験をする方法(Twitterフォロワー様より情報提供頂きました)
DMM:デジタルマルチメーター?
DMMに流れる電流値がRPRに流れる電流値となる。
切替試験
5000KDには切替試験ボタンがついており、電圧・電流調整つまみも2段になっている。試験ON・OFFボタンと2段になっているつまみを使い、試験電圧・基準電圧の2つを作れる。
この2つの電圧を作れて試験ができるので、OVR、UVR試験が行える。
しかし1000KDにはこの電圧切替機能がないので、UVR、OVR試験が行えない。
UVRやOVR試験はA電圧からB電圧に切り替え、そのタイミングでカウンターをスタートさせる試験がある。
これは保護継電器の動作時間を測定する試験である。
0Vから110Vのような、0Vをスタートとする試験であれば、1000KDでも試験が可能。
なので1000KDではOVGRの試験は可能。
電圧出力・電圧常時出力
5000KD特有のスイッチ電圧出力スイッチ
OFFでも電圧は内部で発生している為、電圧計は発生電圧を表示する。
電圧常時出力スイッチ
電力継電器等の動作時間測定で、電圧だけ印加した状態で、電流のみ突印加して時間を計測する場合など