でんきメモ

電流計 外観

赤い針があるタイプ


電流計と切替スイッチの一体型




最低値残針(緑色)
駆動指針(黒色)
最高値残針(赤色)
零調整ボタン
手動残針復帰ボタン

CTTからアンペアメーターまでの配線図

CTT⇒OCR⇒APFC⇒WH⇒AS⇒A

カムスイッチ

参考
AS・VSスイッチ 取扱説明書
接点構成の表し方

電流計スイッチの配線図と接点
ノッチが黒い横棒太線の位置に来ると左右の接点同士が導通(メイク)
例:ノッチが⑦の位置⇒5-6が導通、7-8が導通、電流計に電流は流れずCTのlに戻る。

ASの端子番号(裏側から見た場合)
上段奥右 1
上段奥左 2
下段奥右 3
下段奥左 4
上段前右 5
上段前左 6
下段前右 7
下段前左 8


接続図の拡大


電流計の針が正確に振れるか確認する方法

CT比が100/5の場合、電流計の最大値は100Aの製品を使用する。
受電設備内の電流計の正確性を判定したい場合、CT2次側に電流を流して確認。
その際、CTTを利用してCT側と電流計側の回路を電気的に切り分ける。
CTTから電流計に2.5Aの電流を流して電流計の針が中央を指すことを確認する。
R-Sに2.5Aの電流を流して、メーター切替スイッチ「R」と「S」で針が中央値であることを確認。
S-Tに2.5Aの電流を流して、メーター切替スイッチ「S」と「T」で針が中央値であることを確認。

OCR試験をする際の電流計の注意

電流計のメーターはOFFにしておく。
OCR試験電流5AでメーターがMAXに触れてしまう。
なので例えばメーターR相のまま40Aで瞬時試験を行えば8倍まで電流を流してしまう。
OCR限時200%や500%の試験中でR相とT相の動作時間が妙に違うところで気がつく場合も。
事前に気ずく方法⇒最小動作電流の際にメーターを目視⇒針が動いてないことを確認。

故障の判定 電流計 or カムスイッチ

症状1
・カムスイッチを特定の相に合わせたときだけ電流が流れない。
・OCRのLEDランプが点灯しない。
カムスイッチに問題があり、回路がオープン状態になっている可能性あり。

症状2
・カムスイッチをどの相に合わせても電流計が振れない。
・OCRのRUNランプも点灯しない。
電流計、カムスイッチ、OCRの誤配線、すべて疑う余地あり。

電流計単体試験
電流計に対して直接電流を流して確認する。

OCR試験と電流計
カムスイッチ部分を短絡させてメーターOFF状態を人工的に作り出す。
この状態でOCRが問題なく動作すれば、カムスイッチまたはメーターに問題がある。

電流計切替スイッチの故障による危険性
もし仮にカムスイッチが故障したことで電流計が振れない場合、ノッチの操作位置によってはCT2次側が開放状態になる可能性があり、すると高電圧が発生する可能性がある。

ノッチがOFFの状態で電流が問題なく流れることが確認できたら、その位置で動かさないように固定しておいた方が良いかもしれない(受電状態で動かすとCT2次側回路が開放状態になる可能性)
もしOCRのRUNランプが点灯しない状態であれば、OCR保護が働いていない状態なので、早急に修理する必要がある。

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