交流電圧計 外観

電圧計 三相回路電圧切換スイッチ組合せ

計器の動作原理

メーターの記号

電圧切替スイッチ(制御用カムスイッチ)
呼び名計器用切替開閉器、制御用カムスイッチ、VSなど
スイッチをR-Sに合わせた場合


動作説明
スイッチをR-Sに合わせる
黒塗りになっている部分が導通する。
R-Sに合わせた場合、3と4が導通、5と6が導通し、R-S間の電圧を確認できる。
丸形タイプの電圧切替スイッチ

スライダーつまみ式の電圧計の針が触れない故障

このタイプの電圧計によく見られる故障。
スライダーの中には金属接点があり、そこが触れることで針が触れる。
スライダーをぐっと押し込むと針が触れることがあるのは、接点不良のため。
最初から接点グリスが塗られていないタイプがあり、接点不良を起こしやすい。
スライダーの隙間からパーツクリーナー等でほこりを除去する。
クレの接点復活スプレーは、電圧計が短絡した場合、大変危険なので注意が必要。
電圧計に関する事故例
事故例①VTTがVCBの2次側についている受電設備。
VCBが開放された状態では電圧メーターは0VだったがPASは投入状態であった。
電圧メーターが0Vを指していたので無電圧かと思い高圧充電部に近づいたら感電した。
事故例②
電圧計の上流にはサーキットプロテクタがあり、それがOFFの状態であった。
そのため電圧メーターが0Vを指しており、無電圧状態だと勘違いをした。
しかし実は充電状態であり、高圧充電部に近づいた作業員が感電した。
まとめ
電圧メーターが0Vを指していても、計器用ブレーカー開放、VTTの位置、スイッチ故障、メーター本体の故障もありえる。
電圧メーターで確認するとともに、検電器で確実に無電圧を確認すること。