でんきメモ

シースアースは主変ZCTのkからlへ通して接地

この場合、サブ変電所までのケーブルで発生した地絡は保護対象。
また、サブ変電所内の電気設備にて地絡が発生した場合も保護対象。

主変でシースアースは非接地、サブ変でシースを接地

x

ZCTは受電盤内、シースアースは主変ZCTに通していない

この場合、サブ変電所内の電気設備にて地絡が発生した場合のみ保護対象。
サブ変電所までのケーブルで発生した地絡は、地絡電流がZCTを往復するため、保護対象外。

ZCTとケーブルシースアースの施工不良


主変電所からサブ変電所への送りケーブルにて、ブラケットにて接地したのち、ZCTをくぐらせている。
多点接地となり、ZCTが地絡電流を正しく感知できず、迷走電流により誤動作する可能性もある。
対処方法としては、ネジのところは浮かせて接続し、絶縁テープにて絶縁する必要がある。

■対処方法

まず3つのシースを1本にまとめる。
端子あげされた3本+1本をネジとナットで結合して絶縁テープで巻く。
まとめた1線をZCTにくぐらせて、ブラケットアースで接地する。

ケーブルシースアースがZCTを通っておらずブラケットにネジ止めされて接地されている。


ケーブルシースアースのZCTの通し方が反対になっている。


ケーブルシースアースの配線自体は正しいがネジ止めされた部分が接地されていない。

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