でんきメモ

高圧CVTケーブルの遮蔽銅テープ(シールド)が断線する原因

通電ヒートサイクル(負荷変動)等によるケーブルの熱膨張。

CVTケーブルのシース部分の劣化や損傷により水分が侵入し遮へい銅テープが腐食

CVTケーブルのシース部分に熱収縮が発生。遮へい銅テープに固定された接地線(すずメッキ軟銅線)と銅テープの接触面に引張応力が発生し銅テープが破断

遮へい銅テープが破断した場合、破断部分に充電電流が流れて発熱⇒絶縁劣化⇒発火

破断による外導テープ侵食⇒アーク放電の進展(トラッキング現象)

CVケーブルの構造




遮蔽銅テープ(シールド)の絶縁不良の例


高圧ケーブルシースアースの絶縁抵抗測定の値が低いケース。
PASやUGS側のシースアースは接地されておらず、テープ等で絶縁されている。
その部分のテーピングや絶縁処置に問題がある、または金属箱に触れていた場合、 受電盤側から絶縁抵抗測定をしたとき、値が低くでることがあるので注意。
※PAS側は高い位置にあるので確認は難しい?

遮蔽銅テープ(シールド)の破断調査方法

PAS or UGSの区分開閉器側ではシールドアースは接地されておらず、絶縁テープで絶縁されているのが通常。
通常、遮へい銅テープは受電盤の引き込み側にて接地されており、3相は1つの裸圧着丸端子で一括で端子上げされている。
または3相とも3つそれぞれ端子あげされていることもある。


上記画像のように、区分開閉器側では3相が一括で絶縁処理されており、
かつ受電盤側では3相がそれぞれ3つとも端子あげされているような場合
テスターを用いることで相間の導通や抵抗値を測定することができる。
もし仮に抵抗値が異常に高かった場合、断線の可能性がある。

上記画像のように区分開閉器側で絶縁されているシールドのテープを外してテスターで抵抗値測定。
すると、R相とS相の抵抗値が測定できる。同様に、S-T間、T-R間を測定する。

活線中のシース・シールド抵抗値測定

機器名称:LISSA-100
参考ページはこちら

各相の遮へい層に商用電圧接地用コンデンサを接続する。
そこへ直流電圧を印加してケーブルシースの絶縁抵抗と遮へい層抵抗を測定する。
遮へい層抵抗は測定器内部で各相の抵抗値へ自動計算される。

活線遮へい層抵抗測定機能
測定範囲:1Ω~9.99kΩ
測定電圧:DC12V

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