GR(地絡継電器)が動作しLBS解放、原因は?
2変送りケーブルについてるGRが動作しLBS開放↓
送りケーブルのメガー測定異常なし
↓
ケーブルシースの絶縁も良好
↓
しかし復電したらまたGR動作で開放
↓
さて、どうする?
予想と対策
V0の発生状況を確認電力会社に連絡してV0を検知したかどうか確認する
方向性・無方向性関係なく地絡が発生していればV0は発生しているはず
V0は3段階(微地絡、中地絡、重地絡)で検知してるらしい(地域による?)
例:v0⇒微地絡、I0⇒MAX値で一線地絡電流
参考:Xフォロワー様からのコメントより
ケーブルシースアースの両端接地(詳細はこちら)
迷走電流や2点電位差によるGR誤作動
片端接地に修正して様子を見る
GR本体の故障
単体試験を行い本体が正常に動作するか確認
トリップコイル不良
LBSトリップコイルの抵抗値や絶縁抵抗値が規定の範囲内が確認する
ZCT(零相変流器)二次出力端子k,lの接地
GRの場合、必ずZCTのl端子の1点で接地する。
GR(非方向性)とDGR(方向性)の高圧地絡継電器で、接地方法が異なる。
詳細⇒多点接地、循環電流による地絡継電器の誤動作
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