間欠漏電
間欠漏電とは?・短い期間の瞬間的にしか漏電しない。
・現場に急行して測定しても、漏れ電流はなく全くの正常な状態である。
・ブレーカーを切って絶縁抵抗を測定しても、漏電はなく、正常な回路。
・受電施設の警報装置は鳴るが、絶縁監視装置には発砲されない程度の短い漏電。
絶縁不良による通常(定常的)な漏電の場合
・漏電ブレーカーが動作する。
・漏電警報機が鳴動する。
・漏れ電流用クランプ電流計で測定できる。
・分電盤の分岐回路まですぐに追い込むことができる。
・クランプで個別に測る、ブレーカーを切って絶縁抵抗を測定する、など対応ができる。
間欠漏電の原因や状況など
・機械や人が動いたときなど、様々な原因がある。・従業員が床のコードを踏んだ時に漏電が発生。
・雨が降った後にだけ漏電が発生。
間欠漏電の例
・電灯回路、冷凍機電源、FAN。
・タイマーにより霜取りや内部ファンなどの運転停止を繰り返すタイプであった。
・冷凍機内のヒーターが故障していたことにより漏電が発生していた。
間欠漏電の特定・測定方法
トランスごとの漏電火災警報器の動作状況を記録して幹線を特定しておく。瞬間的な漏れ電流を逃さず検知する必要がある。
測定サンプリングが早いロガーを使用する。
または最大値を記録できるロガーを使用する。
製品例