I0・I0r・I0cとは?
I0 :漏れ電流の合成成分I0r:有効漏れ電流(抵抗成分の漏れ電流)
I0c:無効漏れ電流(対地静電容量分の漏れ電流。力率=0)

I0c 対地静電容量分の漏れ電流

漏洩電流の計算方法
I0r = V/RI0c = ωV*C
I0 = √(I0r^2 + I0c^2)

漏電電流を監視・検出する装置
漏電遮断器漏電火災警報器
漏電リレー
絶縁監視装置
漏電火災警報器や漏電リレーは、IocとIorの合成成分である零相電流Io値を検知することで漏電検出している場合が多い。
I0では検出できない例
省エネ機器の普及、インバータの導入、各種フィルターの設置など。電路に多くの高調波の重畳や、静電容量分の漏電電流 I0c が多い。
この場合、電路の絶縁性能とは関係無く、零相電流値 I0 が大きくなってしまう。
従来のI0漏電検出機では、抵抗成分Iorの漏電監視ができない場合がある。