でんきメモ

パワコン交流側~MCCB~トランス2次側までの地絡保護

高圧売電専用の太陽光の図



光商工 LEG-107
漏電リレー

動作原理
ZCT(零相変流器)でB種接地線に流れる漏洩電流を監視。
負荷側の電路で漏電が生じるとZCTの二次端子に起電力が生じる。
この二次出力はLEGのZ1とZ2に接続される。
LEG内の増幅回路にて増幅、レベル検出回路で大きさを判断。
スイッチング回路でLEG内部の出力接点を動作させる。
それと同時に動作表示灯を点灯させる。

手動復帰方式は復帰スイッチを押すまで出力接点は復帰せず、動作表示灯も消灯しない。
※自動復帰方式の機種には復帰スイッチがない。

制御電源P1P2は低圧MCCB1次側(トランス側)より供給
MCCBの電圧トリップの電源はMCCB2次側⇒LEGのa接点⇒MCCB2次側
MCCBが開放された後はトリップ用電圧は無電圧となる。

使用例
ZCTは三相四線式400VトランスのB種接地線に接続。
電流を検出すると、当該バンクの幹線ブレーカーをすべて遮断(MCCB複数あり)
保護範囲はトランス2次側⇒MCCB⇒PCS本体の交流側の出力部分まで
MCCBが開放されるとPCSの出力は停止され、LEGは手動で復帰する必要がある。

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