VCT 計器用変成器
電源側:UK-VK-WK
負荷側:UL-VL-WL
VCT 結線図
銘盤
VCT 単相での使用禁止
三相3線式用のVCTを単相で使用してはいけない。VTがV接続された三相回路において単相で使用した場合、使用しない相の一線が開放される。
使用しない相のVTに、ケーブルの対地静電容量とVT巻線のリアクタンスにより直列共振が発生し、過電圧が発生する場合がある。
その際、電圧(1.3~2倍程度)により、焼損事故になる恐れがある。
A種接地とD種接地
VT・CT・VCTの二次側(低圧用は除く)取付足、外箱を必ず接地する。取付足や外箱はA種接地、低圧2次側回路はD種接地。
一次側との混触による人畜の危険防止、計器の保護のため。
電気設備技術基準に規定されている。
VCTの二次端子1L、P2、3Lは接地が必要。
短絡棒が1L、P2、3L端子ブロック及びアースブロックに締め付け固定を確認。
ABCチャンネルに対して吊りボルトと金属板でVCTを支える
上から見た図
VCT 検定と使用期間
特別検定
提出検定を受けた以後14年以内は、変成器を添えないで検定を受けることができる。
検定証印の有効期間が7年の変成器付計器の場合、変成器の使用期間は実質的に21年となる。
変成器は、検定付かつ検定有効期間内のものを使用する。
検定の有効期限は検定小判に表示されている。
これを使用しないと計量法違反となる。
(計量法172条)
六カ月以下の懲役若しくは五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
メーターの有効期限
単独計器(メーターのみ、変成器不要)電子式計器:10年
機械式計器:7年
変成器付計器(変成器と共に使用するメーター)
7年 or 5年
詳細:電気計器等の検定・検査 | 検定・検査業務 | 日本電気計器検定所(JEMIC)