キュービクルの警報試験
キュービクルの警報試験(シーケンス制御)
LBSのPF溶断、変圧器温度異常、過負荷異常、コンデンサ異常、リアクトル異常など、盤の表にオレンジ色の表示灯がついている。異常があった際に、そのランプが点灯すると同時にブザー音が鳴る。
それらが正常に働くか、制御電源を入力した状態で各a接点を動作させ確認する試験のこと。
警報の種類
- PF溶断(LBSストライカ動作)
- PF溶断(VMCのヒューズ溶断)
- 漏電遮断器動作
- LGR(漏電火災警報器)動作
- SC(コンデンサ)動作
- SR(リアクトル)動作
- 変圧器温度異常
- 盤内温度異常
- デマンド異常
試験方法
- 正確には電気設備図面のシーケンス回路に詳しく書いてあるのでそれを見る。
- それがなく、現場で判断する場合はまずオレンジ表示灯の裏の線番を見る。
- たいだいそこに制御電源の線番名の片方が書いてある。もう一方は警報回路番号。
- 制御電源のMCCBをOFFにして、2次側に電源を入力する(ACかDCかは停電前に確認)
- PFであればストライカを手動で動作、コンデンサであればa接点を短絡、サーマルリレーであればテストボタンなど、各a接点を動作または短絡させる。
試験道具

テスターのプローブとヒューズホルダーをはんだ付けしたもの。
自作せずとも「ヒューズホルダー付テストリード」という製品も販売している。
先端を尖らせたい場合、ペンチで潰せばいけるかも。
試験方法
LBSのPF溶断LBSストライカの金属部分を開くとLBSのPF溶断の警報接点が閉じる。
するとパワーリレーのコイル部分に電源が入り、リレー接点が閉じる。
するとブザー音が鳴り、OL(オレンジランプ)が点灯する。
LGR警報試験
LGR本体の警報用a接点をヒューズ付き短絡線にて導通させる。
するとBZ鳴動、OL点灯。
コンデンサ警報試験
コンデンサには「保護接点付きコンデンサ」が存在する。
本体の膨らみを検知したり、内部の異常を検知する接点が存在する。
それはコンデンサ本体の外側に設置され、カバーで保護されている。
そのカバーを外し、a接点を短絡させることでBZ鳴動、OL点灯。
リアクトル警報試験
異常温度上昇保護用接点(プロテクタ)
リアクトルが異常温度上昇時に動作する接点。
高調波電流の流入過多、温度上昇過大、コイル焼損、絶縁油が噴出を防ぐため。
この接点で警報発砲、場合によっては直列リアクトルを回路から開放。
本体温度が低下すれば接点は復帰し、再使用が可能。
このa接点を短絡することで警報を発砲させる。
変圧器の温度異常
試験方法はこちら
漏電遮断器動作
本体に警報接点があり、トリップボタンを押すと閉じて導通する。
警報用電源を入れた状態でELBのトリップボタンを押すとBZ鳴動、OL点灯。
過負荷異常
サーマルリレー本体にa接点がありテストボタンで導通。
警報用電源を入れた状態でテストボタンを押すとBZ鳴動、OL点灯。
裏技(短絡線でパワーリレーのコイルに電圧印加)
- 例えばPF溶断やリアクトルなど手が届きにくい場所にあるa接点の場合、盤の横についているパワーリレーを操作することで確認できる。
- パワーリレーのコイルへの電圧印加部2端子に電圧が加われば、パワーリレーが動作し、それに対応する警報ランプが点灯する。
- パワーリレーのコイル部の線番2つを確認し、制御電源がどこから来ているか確認し、電圧を印加状態にしておく。
- ヒューズ付き短絡線を使用し、コイル部へ電圧が乗るような短絡方法を実施する(間違うとショートで故障するので要注意)
