でんきメモ

スコットトランスの配置図

スコットトランスとは?

単相変圧器2台を用いて、三相電源を単相2系統に分割する結線のこと。
非常用発電機の3Φ3Wから1Φ2w or 3Wの電灯負荷に給電したい時に使用する。

スコットトランス 結線図1

■スコットトランス1次側(1台目)
T変圧器・T座トランス
単相変圧器2台のうち1台から巻線中央50%位置からタップを出す

■スコットトランス1次側(2台目)
M変圧器・M座トランス
単相変圧器2台のうち1台から一次巻線√3/2=86.6%位置からタップを出す


スコットトランスの二次電圧は、位相が90度異なった、2つの単相回路となる。
2つの単相負荷が等しければ、一次側は平衡三相電流となる。
電源側の三相発電機に悪影響を与えず、ビル・工場などの非常用電源として使用することができる。

スコットトランス 結線図2

スコットトランスの接地


スコットトランス2次側にはB種接地が必要。
二次側電路の接地を必要とする場合は、u2とv2を接地する。

■スコットトランス接地に関する不具合
中性線の接地がとられていなかったため、2次側単相3線100V・200Vのはずが、電圧異常を起こした。
R相が120V、T相が80Vとなっていた。
中性点の接地をしたところ、不具合が解消した。

スコットトランス 負荷容量

50kVAのスコット変圧器の場合、負荷は何kVAまでとれるか?
負荷を2分割(1Φ2W x 2)または4分割(1Φ3W x 2)で、全体で50kVAの容量をとることができる。

スコットトランスの不均衡

スコット結線変圧器の二次側の2つの出力端子は、それぞれ単独の単相負荷A・Bを接続する必要がある。
スコット結線の二次側の2つの出力端子を並列接続(1回路にまとめる)すると、変圧器が焼損する。
スコット結線変圧器の一次側(三相側)を平衡させる場合、単相負荷容量 A = B とする。
A = B でなくても変圧器に影響はないが、1次三相側が不平衡電流となる。

三相から単相を取りたい時、三相の1相だけから取った場合、三相のバランスが崩れてしまう。
スコットトランスで、2次側の2回路で同じ容量の負荷をとり、1次の3相バランスをとる。