V結線とは?
単相変圧器2台によって三相変圧を行う結線方式の事。
具体例
①高圧1次側R-S相⇒200V単相
②高圧1次側S-T相⇒200V単相(1Φ3W 100/200V)
上記①と②を組み合わせて3Φ3W200V動力負荷を作り出す。
・単相(電灯)負荷と三相(動力)負荷に電力を供給する単相変圧器を「共用変圧器」
・三相(動力)負荷だけに電力を供給する単相変圧器を「専用変圧器」
メリット
動力負荷の容量が少ない受電設備において、動力トランスを導入せず、電灯用の1Φ3W変圧器1台と専用変圧器1台を用いて動力負荷への供給ができるので、値段を安く抑えることが出来る。
デメリット
変圧器の合計容量の86.6%しか利用できない。
B種接地線は、2つのトランスにつき1本しか使用されていない。
なので漏洩電流を測定する場合、2つのトランスにつき1箇所でしか測れない。
異容量V結線(灯動共用4線式)
異容量V結線の三相4線式 V-V結線共用変圧器の方の容量を大きくするので「異容量」と呼ばれる。
・100/200v単相3線式の部分で単相負荷に給電
・200V三相3線式の部分で三相200V負荷に給電