でんきメモ

低圧三相三線式(動力引き込み)

50kVA未満の動力専用引込み線、構内幹線などに用いられる。
英語では「Corner Grounded Delta」と呼ばれている。
日本では今でも標準的に使用されている。
しかしこの方式はデメリットが多く、日本以外では旧式としてほとんど採用されていない。

三相三線変圧器(3Φ3W)の二次側から、対地電圧のかからない接地相線と、他の2端子から対地電圧200V電圧がかかった電圧線2本とを引き出す。

単相200V負荷⇒3本のうち2本を使用
三相200V負荷⇒3本のうち3本を使用

単相・三相による配線の色と呼び名の違い


三相三線式の場合、R相、S相、T相と呼ぶ。
配線の色は、R相⇒赤、S相⇒白、T相⇒青が一般的。

相順の接続を間違えて動力負荷が逆相

相順の接続を間違えやすい箇所
・変圧器の交換工事
・動力MCCBの増設工事
・MCCB2次側、負荷接続する前の中継端子台

中継端子台
夜間作業で見えにくい、色弱、絶縁キャップつけ間違え等で誤配線。


相順を間違えてモーターが逆回転
回転方向が指定されていないものは、逆回転で使用しても問題ないらしい。
回転方向が指定されているものは、破損、故障する場合がある。

誤配線の例。端子台で配線間違え。

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