でんきメモ

独立までの流れ

流れ
・会社を辞める
・評判の良い協同組合を探して入会(知り合いが入会してる等)
・所属協会のアドバイスを受け、試験器や書類を揃えて番号を取得する
・案件を譲り受けたり、点検の応援に参加させてもらい徐々に信用を築く
・自身で営業活動(WEBサイト、DM、SNS等)

誰と繋がる?

・技術者協会や協同組合の会員
・個人の電気管理技術者
・保安法人(電気保安法人一覧
・電気工事会社や電気施工管理会社
・ビルメンの管理会社

独立したい場合、まず所属したい協会・共同組合・共同機構を探した方が良い。
団体によっては独立までのサポート体制が充実している場合もある。
ひとりでやるよりも、そちらの方が効率的だと思う。

J番からF番への切り替え手続きと案件の紹介

技術者協会や共同組合の説明会に参加

入会に必要な最初の一件だけ紹介してもらう。
同じ協会の方が一件譲ってくれた例もある。
(J番からF番への切り替え手続きに必要)
ただし実務経歴書クリア後も1件目がなかなか決まらず、入会できないままの人もいるらしい。

それ以降の案件は自分で探してください、とのこと。
協会や組合から案件の紹介はないらしい。
新人の頃、協会にきた見積りの依頼を優先的に回してくれることも。

電気管理技術者として申請するのに必要な道具

絶縁抵抗計
電流計(クランプメーター)
電圧計(テスター)
低圧検電器(高圧・低圧・両方の機能があれば1つで良い)
高圧検電器
接地抵抗計
※騒音計(※3つは条件により省略可)
※振動計
※回転計
継電器試験装置
絶縁耐力試験装置

※経済産業省告示 第二百四十九号

(機械器具)
第二条 規則第五十二条の二第一号ハ及び第二号ロの機械器具のうち電気管理技術者及び電気保安法人に関するものは、次の各号に掲げるものとする。
ただし、保安管理業務を実施する事業場の設置者がこれらの機械器具を当該事業場に備え付けている場合にあっては当該機械器具を、委託契約の相手方が太陽電池発電所、燃料電池発電所、蓄電所、需要設備又は配電線路を管理する事業場の保安管理業務のみを実施する場合にあっては第七号から第九号までに掲げる機械器具を、委託契約の相手方又は当該事業場の設置者が必要な場合に使用し得る措置を講じている場合にあっては第十号及び第十一号に掲げる機械器具をそれぞれ除くものとする。

上記より、騒音計、振動計、回転計の3つは最初に購入しなくてもOKかも?

【参考】
電気管理技術者(個人)用の申請書類
平成十五年経済産業省告示第二百四十九号(電気事業法施行規則第五十二条の二第一号ロ の要件等に関する告示)

注記に「※機械器具を他から借り受けて使用する場合は、それを証する書面を添付する。」とある。
用意するのが大変な高額機器は、点検の際に借りて使用する、という証明書を作ればとりあえずOKらしい。

【申請のために必要な道具一式】
製品型式価格
絶縁抵抗計HIOKI IR4053-10(デジタル、50Vレンジ、PV機能あり)34000
電流計KYORITU KEW22008000
電圧計HIOKI DT422215000
低圧検電器HTE-610Y2600
高圧検電器HSG-617000
接地抵抗計KYORITU 4102A34000
騒音計不明借りる
振動計不明借りる
回転計不明借りる
継電器試験装置SOUKOU DGR-1000KD借りる
絶縁耐力試験装置SOUKOU OCR-25CVK借りる

電気管理技術者として独立するのにかかる経費を予想

・ヘルメット タニザワ 161JZVV2W3J 3500
・ヘッドライト GENTOS ヘッドライト 2000
・作業服上下✕2 ワークマン 14000
・テスター HIOKI DT4222 15000
・1000Vメガー IR4033 32,000
・検相器 KS1 7000
・検電器 HSG-6 17000
・接地抵抗計 4102A 29000
・腰ベルト ワークマン 2000
・DGR-1000KD SOUKOU 280000
・OCR-25CVK SOUKOU 400000
・ポータブル発電機 Honda 18i 140000
・脚立 8000
・台車 9000
・短絡接地器具 自作 15000
・高圧ゴム手袋 YS-101-20-01 21,900
・合計 995400

管技の働き方と収入を予測

設備容量200kVA
換算係数 約0.5
この規模の案件を60件担当した場合、0.5 × 60 = 30点
30点 × 1点20000円 = 月60万円
担当物件の年次点検は月5件

月の働き方
・60回の月次点検(1日6件✕10日)
・5回の年次点検(1日1件✕5回)

上記条件を管技が見た感想は、ずいぶん安いね、とのこと。

点検応援・リレー試験・耐圧依頼だけで生活できる?

■保安管理契約をしない(物件を受けない)メリット
・月次点検や年次点検を行う必要がない
・面倒なお客とやりとりする必要がない
・住む場所に縛られず、引っ越しも自由にできる

■デメリット
・収入が安定しない
・仲間から応援に呼ばれなければ売上ゼロ
・毎回新しい慣れない現場作業となるので、失敗、事故、ケガのリスクは高い。

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