でんきメモ

太陽光パネル

■PV
Photovoltaic = 光で発電する

■ストリング
複数枚のモジュール(パネル)を直列に接続した状態を系統(ストリング)と言う。

■最大システム電圧
パネルを直列に繋げる上限のこと。
最大システム電圧が600Vの場合、太陽電池を直列に600VまでつなげてもOK、ということ。

■太陽光パネルの開放電圧
外部との回路の接続がない状態での、プラス極とマイナス極の間の電圧のこと。
太陽光パネル1枚あたりの発生させうる電圧の最大値。
負荷が接続されると流れる電流と電池の内部抵抗で電圧降下が発生し電圧が変化する。

太陽光パネルは、温度が上がると電圧が下がる特性をもっている。
パネル表面温度が70度近くまであがり、電圧が3~4V程度低下することもある。

■最大出力動作電圧
最大のエネルギーを出力するときときの太陽電池の出力電圧。

ソーラーメーター(日射計)

太陽光発電、太陽熱発電システム施工検査、立地検査時の日射計測などに使用される。
日射量、外気温、パネルの傾斜角、方位角、裏面温度の計測が可能。
日射量の単位は W/㎡(ワット パー 平方メートル)分解能は1W/㎡

太陽光パネルのアース

開放電圧がDC300Vを超える太陽電池アレイは、金属製外箱・架台等にC種接地(10Ω以下)を施す。
金属杭、金属架台、パネル枠、すべてをアース線で繋ぐ。
接続箱、集電箱、パワーコンディショナーなどもアース線で繋ぐ(パネルと同じ?それとも別?)

パネル同士、パネルと架台を固定する金属で締め付ける事で導通がとれるタイプもある。
その場合、アースによる渡り線は必要ない。

アースプレート
隣り合う太陽光パネルの導通を取る部材。
ドリルビスで取り付け。
既に施工が完了した太陽光発電設備にも使用できる。

爪付きアースプレート
パネル押え金で固定させる前に屋根金具の上に置いて使用。
爪が太陽光パネルの筐体の下部に刺さる。

太陽光パネルに接地をしないとどうなる?
パネルは常に直流の電圧を発電し続ける。
もしパネルに絶縁不良が発生した場合、パネル金属部分に電圧が充電される可能性。
もしその状態で人が触れた場合、人が感電する。

太陽光パネルのホットスポット

鳥の糞や落ち葉などがパネルに付着し、その部分に影ができると、その箇所の電流が流れにくくなり、抵抗が大きくなる。
電流が流れにくくなると、その部分は電気を熱に変換して放射し、それがホットスポットを発生させる。
熱を帯びたセルはやがて焼けてしまい、モジュールが正常に動かなくなってしまうこともある。

太陽光パネルの不具合

パネルは直列接続のため、1枚だけが不具合の場合でも、電流の流れが妨げられ、発電量が大幅に低下することがある。

MPPT

Maximum Power Point Tracking
最大電力点追従という意味。
日射量や温度によって常に変動する電圧と電流から、発電量が最大になる電圧と電流の組み合わせを自動で見つけ出し、発電量を維持できるように制御する働き。

ブロッキングダイオード

逆流防止ダイオードのこと。
日陰になったソーラーパネル(セル)や、夜間に発電していない場合、バッテリーや他のソーラーパネルから電流が逆流するのを防ぐ。
ソーラーパネルと直列に接続する。

■インバータ
直流を交流に変換 or 直流・交流から周波数の異なる交流に変換

■調整池
太陽光発電施設整備に伴い、開発行為(掘削等の土地形質を変更する行為)を行う合計面積が1ha 以上となる場合、重要調整池の設置が必要となる。
草木が繁茂している状態であれば、植物の根と土が保水力を保ってくれる。
しかし開発した土地には草木は生えていないので、雨水は表面の土砂を巻き込みながら流れて行ってしまう。

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