でんきメモ

太陽光パネルの耐圧試験

試験器の例
・SOUKOU / HVT-25K
・MUSASHI / IP-701G
・菊水 / TOS9301

⾼圧の太陽電池モジュールは、規定された試験電圧の印加が必要。
低圧の太陽電池モジュールは、JISC 8918及びJIS C 8939に基づく⼯場試験により省略可能。

第15条【高圧又は特別高圧の電路の絶縁性能】
解説15.1表

最大使用電圧が7,000V以下の直流電路
最⼤使⽤電圧の1.5倍の直流電圧又は1倍の交流電圧
(500V未満となる場合は500V)

太陽光パネルの耐圧試験例

太陽電池モジュール1枚端子開放電圧 = 39.1V
21直列 ≒ 821[V]

直流で絶縁耐力試験を行う場合⇒DC 821[V] × 1.5 ≒ DC 1231Vを印加
交流で絶縁耐力試験を行う場合⇒AC 821[V] を印加
※この場合の充電電流:約0.1mA程度

■試験方法の予想図
PCSに挿入されているMC4コネクターをすべて外す。
太陽光パネル側のMC4コネクターを専用の治具ですべて短絡させる。


注意点

低圧(直流の場合、750V以下)は現地での絶縁耐力試験は不要らしい。
ただし「工場試験成績書」があり「JIS規格に適合していること」が証明できることが条件。

耐圧試験を行う際は電圧印加範囲からパワコンを切り離す。
パワコン内にブレーカーがある場合も、ブレーカーからPVケーブルを切り離す。

関連ページ

TOPに戻る