三菱RPR CRV1-A01 機能
外観 ※「r.d」の表示は電力の向きが逆電力方向。RPR始動時「r.P.」表示
⇒三菱RPR CRV1-A01 取扱説明書
RUN表示LED(左上)
常時監視結果を表示。正常で点灯、異常で消灯。
監視異常設定スイッチと周波数切替スイッチ(左上)
監視異常保持
ディップスイッチでON・OFF
監視異常接点を保持するか、保持しないかを選択。
周波数の設定
ディップスイッチで50Hz・60Hz
工場出荷時の設定は 60Hz設定になっている。
※RPRが60Hz設定で50Hzの電源で試験してしまうと最小動作電流値が小さい値になる。
極性(P←)ツマミ
n.d = Normal Direction(電力の向きが受電方向)
r.d = Reverse Direction(電力の向きが逆電力方向)
強制動作
強制動作・選択スイッチ(回すタイプの表示つまみ)で「強制動作」を選択。
・「動作時間整定」より長い時間、強制動作ボタンを押しつづける。
・すると各要素を個別に強制動作させることができる。
(強制動作ボタンを押している間は動作し続ける)
※注意
以下の場合は強制動作ボタンを押してもリレーは動作しない。
・動作電圧(OVGR)、動作電力(RPR)整定を「ロック」に設定している場合。
・リレーロックD/Iを入力している場合。
・選択スイッチで強制動作以外を設定している場合
検出例
A相検出:1CT(A相)V(AC)裏面端子
02 | 01 制御電源+ |
04 | 03 制御電源- |
06 | 05 |
08 | 07 |
10 監視異常接点 | 09 監視異常接点 |
12 OVGR a接点 | 11 OVGR a接点 |
14 RPR a接点 | 13 RPR a接点 |
16 Vo入力 | 15 Vo入力 |
18 Vac入力(c相) | 17 Vac入力(a相) |
20 Ia入力(R相) | 19 Ia入力(com相) |
22 | 21 |
RPR 逆電力継電器 試験方法
※正しい情報はメーカー取扱説明書を参照下さい三菱RPR CRV1-A01
17(+)・18端子に電圧を印加(定格AC110V)
19(+)・20端子に電圧と同位相で電流を流す
13・14端子に信号線を取り付ける。
A相検出の場合の試験配線
V⇒VTT P1
E⇒VTT P3
Kt⇒CTT R相
Lt⇒CTT com相
商用電源⇒CT⇒OCR⇒RPRの電流配線は20⇒19となっている。
CTT2次R相⇒OCR⇒メーター⇒RPR[20]⇒RPR[19]⇒CTT2次側com相
RPRは19⇒20に向かって電圧と同位相の電流が流れたときに動作する。
電圧印加はVTT2次側から
V(R相-T相) = 110V
最小動作電流値の計測
・動作時間=0.1s
・V=110V固定
・位相⇒最大感度角(進み30)
・電流を0Aから徐々に上げる。
動作時間測定
・V=110V固定
・動作時間=整定値
・位相=最大感度角(進み30)
・電流を整定値200%⇒0A
位相試験
・V=110V固定
・動作時間=0.1s
・電流=整定値200%
・位相 0⇒進み方向
・位相 0⇒遅れ方向
・許容値:同位相の入力電圧Vに対して 遅れ30°±5° 進み90°±5°
注意点
・動作時間の戻し忘れ
・動作表示LEDの復帰忘れ