TRG-DV40(RPR・OVGR)
⇒TAIWA TRGーDV40 取扱説明書外観

特徴
継電器の前面下部に配線の端子がある。
継電器試験時にキュービクル裏に潜り込まずに配線ができる。
内部接点
OVGR出力接点:Ta1-Tb1-Tc1
RPR出力接点:Ta2-Tb2-Tc2
TRG-DV40はOVGRとRPRが独立してc接点となっている。
TRG-DV30のOVGRとRPRは出力接点がT0で共通であり両方ともa接点のみ。
電流の配線
高圧CT二次側回路配線に、専用クランプ型CTをかませる。クランプCTの二次配線は端子カバーケースを外してk,l端子のM3ネジにアンプ端子で接続。
盤内既設CT(定格二次電流5A)の二次配線のk側がクランプCTのK側となるように。
クランプCTの開口部は1.25~8sqの電線まで可能(通常CT二次側は1.25sqの制御線か?)

クランプCTなので、盤内既設CTの二次側配線を変更せずに施工できる。
そのため配線接続間違いによる電流メーター不動作やOCR不動作を防ぐことができる。
クランプ型式:CA-7
クランプCT2次側と継電器との間の電線は2芯シールド線を使用しシールドは片端接地する。
試験方法
高圧CT二次回路に電流を流す。クランプCTに直接電流を流してはいけない。
試験方法はTRG-DV30と同じ。
CTクランプ型RPRの試験で焼損事故
CT2次側配線を RPR 付属のクランプ CTで挟み込むタイプ。試験の際は試験電流線をクランプCTに貫通させなければならない。
試験電流を RPR 本体に直接入力すると RPR が焼損してしまう。
同型式のCTクランプ型RPRのメーカーは、オムロン(K2ZC-K2RV-NPC)も存在する。
対策
RPR継電器本体の配線を外して直接電流や電圧を印加するから故障の原因となる。
CTTやVTTから電流や電圧を印加すれば継電器本体の焼損事故は防げたかも。
参考:点検マニュアル(太陽電池発電設備編 2022年版)