DGRの制御電源がVTからで引き外し電源が電灯トランス2次側からの理由
DGRの制御電源P1P2の電力供給元①VTから
②電灯トランス2次から
③直流電源装置から
DGRのトリップ電源の電力供給元
①VTから
②電灯トランス2次から
③直流電源装置から
DGRでよくある組み合わせ
・P1P2がVT、トリップが電灯Tr
・P1P2もトリップも電灯Tr
・P1P2もトリップもVT
理由やメリットを考える
DGR制御電源P1P2をVTからとるメリット・VCBの状態に関わらずDGRが常に検出可能状態にできる
・VCBを入れた瞬間から地絡を検出できる
・DGR内部接点が電源ONで自己保持だった場合、動作後も接点を維持できる(光商工など)
DGRのトリップ電源を電灯Tr2次からとるメリット
・VCB開放後はトリップ電源が消失するのでTC焼損やVT焼損を防ぐことができる。
・仮にVTからで、VCBパレットスイッチがなくDGRも自己保持だった場合、VCB開放後も励磁され続ける。
・するとVCBトリップコイルが焼損し、かつVT負担が瞬間ではなく継続的に消費され容量オーバーで焼損。
関連ページ
- DGR 地絡方向継電器
- 零相電圧と地絡電流の位相
- 地絡方向継電器の判定基準
- DGRの制御電源がVTからで引き外し電源が電灯トランス2次側からの理由
- 三菱 MGX/AOF-1N 電流引き外し用補助継電器(電流トリップ補助箱)
- omron K2GS-BT2
- 光商工 LVG-7
- 光商工 LDG-73 LDG-71 電圧引き外し
- 光商工 LDG-73K LDG-71K 電流引き外し
- 富士電機 QHA-DG3 QHA-DG4
- TAIWA SHG-M10
- 方向地絡継電器の事故・トラブル
- 光商工のGRやDGRに復帰方式で「自動⇔手動」の切替がある理由とは?
- 竣工検査や交換工事においてDGRやSOGの試験内容は?
- PC接地系の四国や進み成分が多い場合のDGRの位相設定