でんきメモ

浮遊容量とは?


寄生容量、浮遊容量、漂遊容量とも呼ばれる。
電子部品、電子回路、電気設備の中で、物理的な構造に起因する、設計者が意図しない容量成分のこと。

向かい合う2つの導体(電線・端子など)に電圧をかける。
すると、その間に目に見えないコンデンサ(電気の溜まり)が発生する。
これを「浮遊容量」と呼ぶ。

浮遊容量は、その導体につながっている機器に誤動作などを起こす原因となる。
静電浮遊容量 Cs は、向かい合う導体面積に比例し、導体距離に反比例する。

導体が太い場合と細い場合を比較する。
太い方が、向かい合う面積が大きく、距離が短くなるので、Csは大きくなる。

変圧器の浮遊容量


R1:1次巻線抵抗
R2:2次巻線抵抗
C:巻線間容量
C1:1次巻線浮遊容量
C2:2次巻線浮遊容量
L1:1次インダクタンス
L2:2次インダクタンス
M:相互インダクタンス
漏洩インダクタンス
巻数比

関連ページ

TOPに戻る