でんきメモ

コンデンサと放電時間

高圧進相コンデンサー
変圧器などの巻線によって直流的に短絡状態⇒電荷はすぐに中和
放電抵抗が並列に接続されており、すぐに放電⇒残留電荷は消滅
なので接地線を付けてもほとんど火花は出ない

高圧進相コンデンサの内部放電抵抗で5分以内に50V以下まで放電
高圧進相コンデンサの内部放電抵抗

低圧回路の負荷設備の力率改善用の進相コンデンサー
放電抵抗が接続されていない
放電抵抗接地棒を使用して接地させても静電容量が大きい関係で、電圧が減衰するのに時間がかかる

放電抵抗接地棒
停電時には直流電圧用検電器で充電状態を確認する

残留電荷の放電時間を計算

1MΩの放電抵抗棒により電圧が30Vに低下するまでに要する時間を計算


E=440V
C=400μF
Vc=440V
R=1MΩ

定抵抗(負荷)放電の場合
t = C × R × ln (E ÷ Vc)
C:コンデンサ容量(F)
R:放電抵抗(Ω)
E:充電電圧(V)
Vc:放電後電圧(V)

コンデンサに440V充電
1MΩの放電抵抗棒で電圧が30Vに低下
t = C * R * log(440v ÷ 30v) ≒ 1073秒 ≒ 18分

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