高調波による誤動作やトラブル
インバータ負荷の影響一般的なインバータでの高周波漏洩電流は(数百Hz~)程度
LGRは内部にフィルタ回路を搭載し誤動作防止の対策をしている。
ただし、特殊なインバータによる3次高調波成分など、比較的低い周波数帯( ~ 300Hz程度)ではフィルタの効果が低いため誤動作する場合がある。
ある年代以前の製品には対策されていない機種がある。
その場合、別途高周波対策用コンデンサをつけると効果的。
進相コンデンサと高調波の事故例
平成6年、名古屋市、科学博物館。力率改善用コンデンサが爆発・焼損し、技術者が負傷した。
理由
コンデンサのインピーダンス = 1÷jωC
インピーダンスは周波数に反比例して減少するため、高い周波数成分を持つ高調波電流は流入しやすい。
参考:電源品質に関する基礎知識