でんきメモ

接地用コンデンサ(GC)

接地補償用コンデンサ 取扱説明書
絶縁変圧器2次側の高圧非接地電路に使用。
ZCTより電源側の対地静電容量が少ない場合、地絡電流がGRの動作感度に至らず地絡検出が困難。
GRを確実に動作させるためGCを接続して地絡電流の戻り回路を作る。

接続図

接地用コンデンサは絶縁変圧器の2次側~ZCTの電源側に接続する。
高圧回路とGCの間にはPCやLBSなど回路を断路する設備が必要。

接地用コンデンサの設置場所

対地静電容量が少ない非接地電路
・6.6/6.6kv、6.6/3.3kvタイトランスの二次側(非接地系)
・配電系統の22/6kV柱上変圧器の6kVの出口付近など
・高圧発電機回路

回路図と計算

Ig=全部の地絡電流
Ic1=GCがあることで発生した充電電流
Ic2=絶縁変圧器2次側から高圧受電設備の高圧充電部までの充電電流

低圧回路の接地用コンデンサ

・低圧用接地補償用コンデンサは高調波対策品
・低圧GC一次側にはメンテナンスの為にMCCBを挿入する(定格電流の目安は約10A程度)

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