でんきメモ

直列リアクトル

SR = Series Reactor
進相コンデンサに直列に接続される。
JISや高圧受電設備規程で、原則設置となっている。

直列リアクトルの効果

進相コンデンサと直列リアクトルの容量例

■進相コンデンサ(L=6%対応品)
品番:AF702101KBC1
回路電圧:6600V
定格電圧:7020V
周波数:50Hz
定格設備容量:100kvar
定格容量:106kvar
定格電流:8.75A
油量:6.9L

■リアクトル
品番:CR702101KD06
定格容量:6.38kvar ≒ 106 ✕ 6%
定格電流:8.75A
油量:45L

進相コンデンサと6%直列リアクトルの図


コンデンサの定格電圧7020V = 回路電圧6600V ÷(1 - 0.06)
リアクトルの定格電圧243V =(コンデンサ定格電圧7020V ÷ √3)✕ 0.06

リアクトルとコンデンサの位相は180°異なるので、
回路電圧(線間電圧)6600V = 7020V - √3 ✕ 243 ≒ 6600V

旧JISと現JIS品の混在使用はNG


1990年版以前の規格に準ずる製品(旧JIS)と、1998年版以降の規格に準ずる製品(現JIS)を組み合わせると、規格改正前後で機器の定格が異なるため、インピーダンスのマッチングが変化してしまう。
混在使用すると、リアクトルの誘導性リアクタンスが6%にならず、コンデンサが絶縁破壊や過電流による焼損などの問題を生じる可能性がある。

直列リアクトルが不要な場合

小規模設備で高圧コンデンサが常時電路につながっている。
自動力率調整装置等でコンデンサの入切を頻繁に行わない。
電源側や負荷側からの高調波流入による影響が少ない。

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