でんきメモ

年次点検とは?

事業場の保安管理業務を外部委託する場合、停電により設備を停止状態にして行う点検のこと。
1年に1回以上行う必要がある。

無停電の年次点検とは?

電気設備の信頼性が高く、内規に定める点検と同様と認められる無停電による年次点検が、1年に1回以上行われる事業場については、停電を伴う年次点検を3年に1回以上とすることができる。

無停電の年次点検ができる設備の条件とは?

イ:構外にわたる高圧電線路がないもの

ロ:柱上に設置した高圧変圧器がないもの

ハ:高圧負荷開閉器(キュービクル内に設置するものを除く。)に可燃性絶縁油を使用していないもの。

ニ:保安上の責任分界点又はこれに近い箇所に地絡保護継電器付高圧交流負荷開閉器又は地絡遮断器が設置されているもの

ホ:責任分界点から主遮断装置の間に、電力需給用計器用変成器、地絡保護継電器用変成器、受電電圧確認用変成器、主遮断器用開閉状態表示変成器、及び主遮断器操作用変成器以外の変成器がないもの

高温多湿による保安機能の支障が生じる環境に設置されているものではないこと。

塩害による保安機能の支障が生じる環境に設置されているものではないこと。

設備を構成する個々の機械器具が、リコール制度による届出や保安上の注意喚起等の対象となっていないこと。

製造者等が推奨する取替更新時期内であるもの、又は保安に関する適正な余寿命評価(次回の停電年次点検までの期間 = 3年後までの期間)を行ったものであること。

無停電年次点検の要件を満足しなくなった場合は?

構成する機器が使用年数経過のため「信頼性に高い機器」ではなくなる等、無停電の年次点検の要件を満足しなくなった場合は、保安規程の変更を行い、停電を伴う年次点検を毎年実施する必要がある。

無停電点検の方法

■コロナ放電探査(絶縁診断)
超音波式放電探知器により、機器の劣化診断を行う
超音波式部分放電探知器、温湿度機能付きノイズレベル計、などを使用する。

■過熱診断
放射温度計やサーモグラフィ装置により、機器の異常や過熱の有無を診断する

高圧電線、低圧電線、MCCBは、60℃未満。
断路器、遮断器、開閉器、ヒューズ、VCT、コンデンサ、リアクトルなどは、55℃未満。
油入変圧器、モールド変圧器は、70℃未満。
※周囲温度、負荷使用状況などを考慮して、総合的に判定する。

■漏電監視
絶縁監視装置により、漏電の有無を24時間監視する

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