B種接地線のサイズ
混触防止板のB種接地電気設備技術基準第24条、混触防止板の接地工事種類は、B種接地工事。
混触防止板に施される接地線は、引張強さ1.04kN以上の金属線または直径2.6mm以上の軟銅線。
⇒混触防止板とは?
変圧器二次側に接続するB種接地線のサイズは、電線の温度上昇式を用いて算出する。
計算式は、断面積[mm^2] = 0.052 × 変圧器二次側の定格電流
計算例
三相3線式200V、300kVA変圧器の定格電流値
(300×1000) / (√3 × 200V) = 866[A]
866[A] × 0.052 = 45mm²
つまり、直近上位の60mm²という計算になる。
ただし、B種接地線太さを、表から参照すると、300kVA×1/3で100kVAとなり、上位の125kVAは38mm²となる。
表から求める
変圧器一相分の容量とは?単相3線式100/200Vと三相3線式200Vは、200V級を参照
三相変圧器の場合、定格容量の1/3の容量
単相変圧器V結線の場合
・同じ容量のV結線の場合、単相変圧器の1台分の定格容量
・違う容量のV結線の場合、大きい容量の単相変圧器の定格容量
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